名古屋大学医学部付属病院 乳腺・内分泌外科:乳腺-治療-乳癌の予防
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乳癌の予防

乳癌の多くは女性ホルモン(エストロゲン)の影響をうけて増殖が加速することが知られています。ですから女性ホルモンの作用をうち消すような薬が乳癌の予防に役立つのではないかと考えられ、実際に臨床試験が海外で行われてきました。タモキシフェン(ノルバデックス®)は、エストロゲンの作用をブロックするホルモン療法剤であり、乳癌の再発率、死亡率を低下させることが明らかになってきました。また、乳癌の術後に投与すると、反対側の乳癌発生率が低下することも判明しています。そのため、乳癌発生を予防することが可能ではないかと考えられ、大規模な臨床試験がおこなわれています。アメリカで行なわれたNSABP-P1という大規模臨床試験では乳癌の発生リスクが通常より高いとみなされた約1万3千人を、5年間タモキシフェンを投与する群としない群に振り分けたところ、5年以上の経過観察で、タモキシフェン投与により浸潤性乳癌発生率が4.3%から2.2%と49%減少するという結果が得られました。副作用として、子宮体癌の発生リスクが約2.5倍高くなることが判明しましたが、総合的にみて、乳癌発生リスクの高い人に対する予防薬として有効であるとの結論でした。この結果を受けて、アメリカではタモキシフェンが乳癌の発癌予防薬として認可されています。しかし日本では予防には使えません。

この薬はエストロゲンの作用を全て抑えるわけではなく、子宮内膜に対してはエストロゲンの様な作用を示し、その副作用として子宮体癌の発生率を上げてしまいました。そのため乳腺と子宮にのみ抗エストロゲン作用を示し、骨や脂質代謝にのみエストロゲン作用をしめすラロキシフェン(エビスタ®)という薬剤が開発されました。この薬は骨そしょう症の予防薬として現在日本でも認可されていますが、乳癌予防薬としても期待されています。 現在欧米で予防薬としての効果を判定するための臨床試験が行われています。

これら以外には現在のところ特に有効な予防法は報告されていません。

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