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052-741-2111 am.9:00〜pm.17:00
交通アクセス

当科について

当科の特色

乳腺・内分泌外科は、乳腺疾患や甲状腺・副甲状腺・副腎の疾患を対象に診療を行っています。放射線科、形成外科、化学療法科と定期的に症例についての検討会を実施し、連携しながらチームでの医療を行い、専門家として患者様へより良い医療を提供しています。
標準治療はもとより、臨床試験への参加を通じて高度な先進医療も提供しています。
遺伝診療に関しては、遺伝子カウンセラーと連携を取り、遺伝性乳がん卵巣がん症候群(HBOC)をはじめとする遺伝子検査を伴う治療も積極的に行っています。

診療体制

当院は、多くの病院やクリニックと連携を取りながら診療を行っております。紹介を受け、当院で医療を受けられる方、また、症状が安定し、かかりつけ医や希望される病院での診療を継続して受けられるよう、紹介を行っています。

治療に対する基本方針

乳腺・内分泌外科で担当する病気は、乳癌などの乳腺の病気と、甲状腺・副甲状腺・副腎といったホルモンをつくる臓器の病気で、手術が必要な場合に当科で診療を受けていただいております。病気について詳しく知りたい方は、「病気と治療」の項目内にある、それぞれの臓器をクリックしてください。
甲状腺・副甲状腺・副腎の病気にはホルモンなどに変調をきたすことがあり、手術前後に準備を行ったり、ホルモンの補充などが必要な病気があります。従来これらの病気の外科的治療は、一般外科や消化器外科の中で取り扱われてきましたが、乳腺・内分泌外科ではこれらの病気を専門に診療することで、より質の高い医療を提供できるようになりました。

基本的な治療は、外来診療で可能な検査は通院中に受けていただきます。入院中はクリニカルパス(入院中の予定をスケジュール表のようにまとめた入院診療計画書)に沿って、院内での治療内容の統一をはかり、医療の提供を行います。入院患者様はもちろんのこと、外来通院中の患者様の症状についても、定期的に多職種での討議を行い、患者様の最適な治療方針を決定しております。大学病院は、診療以外に研究や学生の教育の社会的責務もあり、外来担当医と入院中の担当医が異なることがあります。この場合でも常に情報共有を行っており、必要なことはチーム全体として把握しております。ひとりの医師だけで患者様を診ていると気づかないことを、チーム医療を行うことによって常に安定した質の高い医療を提供できるものと考えています。

副腎疾患での腹腔鏡下手術、乳癌でのセンチネルリンパ節生検、マンモトーム生検など体に負担が小さい新しい治療法を取り入れつつ、甲状腺、副甲状腺手術における副甲状腺機能温存法など手術による後遺症をおこさずに確実に病気を治すという、本質を見失わない医療を提供していきたいと考えております。また大学病院ですので、有望な新規治療法があれば積極的にご紹介し、希望される患者様には臨床試験の対象となっていただくことも可能です。