名古屋大学医学部付属病院 乳腺・内分泌外科:乳腺-治療-センチネルリンパ節生検
名古屋大学医学部付属病院 乳腺・内分泌外科 ・ 名大病院へもどる サイトマップ トップへ戻る ・
・
・
・
診察内容のご案内
扱っている病気
乳腺
甲状腺
副腎
副甲状腺
多発性内分泌腺腫瘍症
膵内分泌腫瘍
Q&A
乳癌
甲状腺癌
副腎
副甲状腺
多発性内分泌腺腫瘍症
膵内分泌腫瘍
その他
・
文書類閲覧
・
リンク集
・
手術を受けられる患者様へのお願い
・
・
このページをご利用の方へ
・

トップ乳腺とは治療>センチネルリンパ節生検

前のページへ戻る

センチネルリンパ節生検

センチネルリンパ節とは日本語では見張りリンパ節と訳せるものです。しかしこれでも何の意味かよくわかりません。乳癌は乳腺の中のリンパの流れにのってリンパ節に転移します。(図A)

リンパ節転移はつながっている隣のリンパ節へ陣地取りのように次々と転移していきます。乳腺の中のリンパの流れは常に一定の方向に流れており、乳腺から流出したリンパ液が一番最初に入り込むリンパ節は決まっています。このリンパ節をセンチネルリンパ節といいます。(図B)

図A・図B
図A・図B

このリンパ節にもし癌が転移していなければ、それより遠いリンパ節には転移はあり得ないことになります。リンパ節転移がどこにあるか特定する方法がなかったので今までは範囲を決めてリンパ節を切除していました。しかし、約6割の患者さんでリンパ節転移は結果的に無いことがわかっています。つまり、これらの患者さんはリンパ節転移が無いことを確かめるためにリンパ節を取っているわけです。そこでセンチネルリンパ節を特定して切り取って転移があるかどうかを手術中に検査をして、もし転移がなければ、それ以上リンパ節を切除しないで済み、無用の負担をかけることを避けることができます。

しかし、このリンパ節は特別な形や色をしているわけではないので肉眼で特定することはできません。特定する手段としては色素を使う方法と放射性アイソトープを使う方法があります。色素を使う方法は手術中にリンパ管に入りやすい色素を乳腺に注入して、一番最初に染まったリンパ節(これがセンチネルリンパ節)を取り出す方法です。放射性アイソトープ法は手術の前日に微量の放射性物質を含む薬剤(リンパ管に入りやすく、リンパ節に留まりやすい)を乳腺に注射し(図C)、手術中に放射線を検知できる器械を使ってその薬剤を取り込んだリンパ節(センチネルリンパ節になります。)を取り出します(図D)

図C・図D
図C・図D

一般的に放射性アイソトープ法の方が正確度が高いと言われていますが、放射性物質を使うため、実施できる施設が限定されるのが難点です。現在このセンチネルリンパ節生検を乳癌の手術に取り入れている施設が増えてきています。

当科では放射性アイソトープと色素を併用したセンチネルリンパ節生検を院内IRB(医薬品等臨床研究審査委員会)の認可のもと、2005年7月より実地臨床に導入し、2006年11月1日に厚生労働省に先進医療として認可されました。具体的には所定の条件を満たされた患者様で同意を得られた場合、センチネルリンパ節生検を施行し、転移を認めなかった場合、腋窩リンパ節郭清を省略するというものです。

・
・

Copyright© 2005, Nagoya University Hospital. All rights reserved.

医師紹介

病棟紹介

外来案内

入院案内