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小児外科
科長 安藤 久實(教授) 5W
昭和43年に研究グループとして誕生しましたが、診療科としての独立は平成9年と新しく、現在は東海地方唯一の大学院講座です。
教授1、准教授1、講師1、助教2の計5名で年間約400 件の手術(新生児50 件)と15床の病床を稼働させています。外来日は月曜日(金子准教授)、水曜日(小野講師)、金曜日(安藤教授)の週3回です。
胆道閉鎖症、先天性胆道拡張症、先天性食道閉鎖症、胃食道逆流症、先天性腸閉鎖症、ヒルシュスプルング病、鎖肛、嚢胞性肺疾患、気管狭窄症、神経芽腫、肝芽腫、リンパ管種、鼡径ヘルニア、臍ヘルニア、停留精巣など。
胆道閉鎖症、先天性胆道拡張症などの肝・胆道系疾患をはじめとして、生体部分肝移植、鏡視下手術などの最新の医療も積極的に行っています。また、新生児外科疾患や小児悪性腫瘍も他科との共同治療を行っており症例が多いです。
2009 年の手術数は370 件、そのうち新生児手術は40 件です。胆道閉鎖症は最近10 年間に51例で完全減黄率80%。小児肝移植49 例、生存率89.8%。先天性胆道拡張症168 例です。胃食道逆流症、ヒルシュスプルング病などの鏡視下手術は年間48 例です。
肝・胆道系疾患、腹腔鏡並びに胸腔鏡手術、摘出困難と思われる小児腫瘍の治療などに対する相談を月曜日、水曜日、金曜日の外来で行っており、セカンドオピニオン外来は随時受け付けています。
先天性胆道拡張症に対する胆管拡張機序の研究並びに先天性胆道拡張症における疼痛発現の蛋白栓形成機序の研究、胆管細胞培養、人工臓器の開発などにより科学研究費補助金、厚生労働省班研究費を毎年2件程度獲得しています。