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血管外科
科長 古森 公浩(教授) 6E
血管疾患(動脈、静脈、リンパ管など)、動脈瘤や末梢動脈疾患の診断および治療(外科治療、ステントグラフト、血管内治療)を行っています。
古森公浩教授をはじめとする教員7名のほか医員など6名により血管疾患全般の診断、診療を行っています。外来日は月、水、金曜日であり、治療日は月、火、木曜日ですが、緊急患者にも対応しています。
血管疾患全般が対象です。動脈疾患では、大動脈瘤(胸部、胸腹部、腹部)、閉塞性動脈硬化症、バージャー病、頚動脈狭窄症や腎動脈狭窄症。静脈疾患では、下肢静脈瘤、深部静脈血栓症、リンパ管疾患ではリンパ浮腫などです。
胸部、腹部大動脈瘤に対し外科手術だけではなく多数のステントグラフト内挿術を施行しています。末梢動脈閉塞症に対し病態に適したバイパス術、血管内治療を行い、また、血行再建困難例には血管新生療法を行っています。
2011年には腹部(腸骨)大動脈瘤124例( ステントグラフト内挿術65例)、胸部大動脈瘤ステントグラフト内挿術31例。PAD 112例(うちバイパス術26例)、静脈瘤治療37例施行。
血管外科専門医はすべての病院に存在する科ではないのでその専門性は非常に高くなっています。当科には心臓血管外科専門医5名、脈管専門医5名、ステントグラフト指導医4名が常勤しています。
先進医療として自己骨髄細胞移植による血管新生療法を行っています。血管内膜肥厚の成因解明と遺伝子治療による制御、動脈瘤の成因の解明、ステントグラフト内挿術治療向上の工夫、炎症性血管疾患の分子生物学的研究を行っています。