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血液内科
科長 直江 知樹(教授) 3W・12E
高度な専門性が要求される血液疾患に対し最善の診療を提供し、かつ新しい診断・治療技術の開発を推進しています。
常時10〜15名のスタッフが、外来診療室4室、入院病床35床(うち無菌病床10床)において高度な専門性に基づいた診療を行い、新しい診断・治療技術の開発とEBMを作りうる質の高い臨床研究を推進しています。
白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫などの悪性腫瘍、再生不良性貧血や骨髄異形成症候群などの貧血症、血友病、von Willebrand病などの出血性疾患の患者の診療にあたっています。
造血器悪性腫瘍に対する治療の分野では、標準的な化学療法をベースに説明と同意に基づいた最善の治療を提供しています。一方、臨床治験や分子標的療法をはじめとした新規治療法や、新しい造血幹細胞移植法の開発に積極的に取り組んでいます。
質・安全・満足において最高の医療の提供に努めています。造血器腫瘍の新患は年間50人以上、造血幹細胞移植は20件を数え、400人以上の先天性出血疾患の患者の診療を行っています。
血友病やvon Willebrand病などの出血性疾患の包括診療を実施する「血友病専門外来」や、造血幹細胞移植ドナーの検診やフォローアップを目的に「移植ドナー外来」をオープンしています。
当科では造血システムの維持・破綻など基礎的研究から、分子標的治療法の開発、血栓症の制御、移植・再生医療の臨床応用まで幅広く、先進的な診療技術の開発を行っています。