TOP 職員の声 キャリア座談会

キャリア座談会

Talk Sessionキャリア座談会

なぜ名大病院を転職先に選んだのか。
また、ここを舞台にしてどのような将来像を描いているのか。
名大病院の特徴や強みを交えながら、それぞれのキャリアを持つ看護師のこれまで、いま、そしてこれからを語り合いました。

scroll

01名大病院に転職した理由を教えてください。

名大病院に転職した理由を教えてください。

中瀬中瀬

出身大学である国立大学医学部附属病院に新卒で入職し、7年間にわたって脳神経外科の看護師として勤務しました。もちろん仕事には打ち込んでいたのですが、5年過ぎたあたりから「このまま同じ場所で、同じことをしていていいのだろうか」と考えるようになり、気持ちが転職へと向かっていきました。大学病院にするか、市中の病院にするか。いまの場所で探すか、故郷の愛知で探すか。いろいろ検討した上で、これまでの研修で得たラダーを引き継げるというメリットを考え、地元の名大病院へ転職を決めました。見学の際、病棟の雰囲気がよかったことも、決心を後押しするポイントになりました。

金田金田

名大病院へ入職する前は、こども病院のPICU(小児集中治療室)に勤務していました。そこでの看護を通して成人のICU(集中治療室)にも興味を持つようになり、インターネットなどで情報収集を開始。名大病院がICUにとても力を入れていることを知り、思い切ってインターシップに参加しました。さまざまな症例をここで経験できると考えて、入職を決めました。

市川市川

私は東京の私立大学医学部の附属病院に勤務し、急性期の患者さんの看護を4年間担当しましたが、結婚を機に二人の出身地である名古屋に戻ることとなりました。新たな病院を選ぶに当たっては、まだ急性期の看護について勉強すべきことが多々あると実感していたので、学びの場や機会が整っている環境が第一でした。
名大病院は、抗がん剤治療や特殊な血液疾患、移植など、これまで携わった経験がない病気や患者さんと向き合い、急性期についての多くを学べるなど、まさに希望通りの病院。SICU(外科系集中治療部)などICUが拡充されるということもあり、入職を決めました。交通の便がいいのも、私にとってのメリットになりました。

02以前の職場と名大病院の違いは何ですか?

以前の職場と名大病院の違いは何ですか?

市川市川

前職でも救命センターで看護をしていたため、名大病院で配属されたGHCU(高度治療室)やEMICU(救急・内科系集中治療室)での看護内容はそれほど変わりませんでした。ただし、前職の病院は初診や外傷の患者さんが多かったのですが、名大病院はさまざまな既往歴を持つ急性期の方が多く、重篤な症状の患者さんも入院しています。そのため、いま目の前の症状だけでなく、これまでの経過や今後の状態も考慮しながら、総合的にアセスメントする重要さを知るようになりました。
また、移植をはじめ名大病院だからこそ接することができる患者さんも多く、一つ一つの経験が大変有意義なものになっています。

中瀬中瀬

前職の大学病院は急性期から慢性期に移行しても病院内で診るケースが多くありました。ある程度回復した後に地域の病院へ移っていただくので、長ければ2〜3ヵ月入院している患者さんも見受けられます。しかし、名大病院に入院している患者さんは急性期の方が大半。治療のスピードが早く、短い入院期間で退院して地域の病院へ移行するため、丁寧かつ効率的、スピーディな看護が求められます。
こうした状況にしっかり対応するため、スケジュール管理にはひときわ配慮するようになりました。医療者で相談しながらクリニカルパスをつくり、業務がスムーズに行えるように努めているのも、無駄なく、安全に看護をする対策の一つです。

金田金田

小児と成人ではいろいろな点で異なっていたので、最初は大変戸惑いました。そうした私を見て、6Eのスタッフはみんなよく声をかけてくれました。点滴の作成方法やカルテ操作などに困ったとき、たびたび助けてもらったことは良い思い出です。こうした雰囲気が、チームワークの良さにもつながっていると感じています。

03名大病院の教育体制は、どのように役立っていますか?

名大病院の教育体制は、どのように役立っていますか?

中瀬中瀬

名大病院には、とても手厚い教育システムが用意されています。例えば、看護部のさまざまな研修で学ぶだけではなく、病棟にも教育担当者がいて、現場で必要な知識や技術を丁寧に教えてくれます。新人だけではなく、既卒採用者にも教育担当者がつき、病棟での業務に早く慣れるようにフォローしてもらえるので、私も不安なく新しい職場に入っていけたことを覚えています。

金田金田

私が注目したのは技術研修の場の充実ぶりです。看護部のシミュレーション室と名古屋大学大学院医学系研究科附属のクリニカルシミュレーションセンターを利用できるため、とても有意義な演習ができます。また、中途での入職者を対象とした研修も頻繁に行われるなど、一人ひとりの段階に応じて丁寧に人材育成を行っていると感じました。後に教育リンクナースとしての立場で参加した研修をはじめ、どれも分かりやすく、理解しやすい内容だと思います。教育係として、そうした学びを病棟でも十分に活かせるように、サポート体制を強化していきたいと考えています。

市川市川

私は研修に取り組む看護師の姿勢に驚きました。参加者は自己学習をした上で研修に臨み、終わった後の振り返りもしっかりして、知識や技術を自分自身に定着させています。学びは研修の時間だけではなく、事前、事後、さらには日々の看護でのフィードバックを通して自分のものにしていくことを教えられました。

04これからのキャリアプランを教えてください。

これからのキャリアプランを教えてください。

中瀬中瀬

新卒で入職した病院から現在まで、ずっと脳神経外科を担当してきました。この先もずっと同じフィールドで看護技術を磨き、スペシャリストへの道を進むのか、それとも全体を見ながらマネジメントをしていくゼネラリストへ向かうのかはまだ決めていません。
名大病院には、これからの目標にするような先輩たちが数多くいます。例えば、私の周りには3人の認定看護師がいて、その活動を間近に見ることができます。また、診療科や診療施設など、働く場の選択肢も数多くあります。さらには、どの道へ向かうにしても、整った教育プログラムが私を導いてくれます。こうした名大病院ならではの環境を十分に生かして、将来を決めるつもりです。

金田金田

私は、患者さんのお手伝いをするだけが看護師の役割ではないと思っています。より専門的な知識や技術をもとに、患者さんが抱えている問題を把握し、ケアに活かすことが何より重要です。それができるようになるには、とにかく継続した勉強が大切。日頃看護している中で分からなかった症状や治療などは調べ、その内容を看護師としてどのように活かすかを常に考えるようにしています。将来は専門看護師の資格を取得したいと考えているため、一つ一つの学びや実践がその準備にもつながっています。

市川市川

私は救命センター、救急外来、EMICU、GHCUと、急性期のさまざまな患者さんと関わり、キャリアを積み重ねてきました。その経験を、多くの看護師のスキルアップにつながるように伝えていきたいと考えています。
また、自分自身もスキルアップできるように、認定看護師、専門看護師を目指すというプランも持っています。そのためには大学院で学ぶなど、新たな挑戦も必要になりますが、中瀬さんが言うようにお手本になるような方が大勢いるので、安心して前進したいと考えています。

最上部へ