Interview先輩看護師紹介
副看護師長
仕事と子育てを両立。
教育プログラムを活用して、
キャリアアップにも挑戦中です。
- 2004年入職
- 元 10W病棟/脳神経内科・老年内科(現 EMICU)
副看護師長 - 川辺 さゆり
- プロフィール
- 2004年に入職し、婦人科へ配属。2007年に消化器外科に異動、翌年から新人教育のサブ担当・チームリーダーに。2011年に一人目を出産、その後二人を出産して2016年に外来へ復帰。翌年に副看護師長に昇進するとともに、現部署の脳神経内科・老年内科に配属されて業務に当たっています。
- 現在の仕事の内容と、
その中での役割を教えてください。 - 私はいま、ALS(筋萎縮性側索硬化症)やパーキンソン病などの神経難病や脳梗塞の患者さんが入院する脳神経内科、そして認知症や心不全などの患者さんが入院する老年内科の混合病棟で、副看護師長として働いています。両科とも嚥下機能の低下から肺炎で入院するケースも多いため、肺炎のケアや回復後の食事介助も重要な業務の一つです。
また、口から食事を取れなくなることもあり、胃ろうや経鼻からのNGチューブといった経管栄養を選択肢として考慮する場合も出てきます。その際患者さんご本人、ご家族の意思決定を支援するのも私の役割です。さらに、症状が回復しても移動や排泄、食事など日常生活の能力が低下して自宅退院が困難な患者さんもいます。そうしたケースでは退院支援部門と連携し、在宅環境の調整や施設入所なども支援しています。
これらの業務に加え、部署のスタッフ教育や看護学生の実習指導、看護師長不在時の病棟管理業務も行っています。
- 出産、子育てと仕事を、
どのように両立させたのですか? - 子どもを授かったため2011年4月に外科・麻酔科外来に異動し、5月からに産休に入りました。一人目を無事出産して育休を取得。その後、外来復帰から産休、育休を繰り返し、三人の男子の出産を経験しました。忙しい中、出産、子育てをしっかり行うことができたのは、育児中の看護師を支えてくれるサポート体制と、看護師長や主任、先輩、同期、さらには後輩の力添えがあったからこそだと感謝しています。
現在は祖父母の助けを受けながら子育てを行い、仕事と両立することができています。いま所属している部署の看護師長には「仕事を長く続けていくには、家庭を大事にすることも大切です」とアドバイスしていただきました。その言葉通り家族に感謝し、家族孝行をしながら、私にできる範囲のことをがんばっていきたいと思っています。
- 看護師として、
これからどのようなキャリアを磨いていきますか? - 出産を経験したことで、看護に対する考えに変化が生まれました。産休に入るまでは日々の業務をこなすことに精一杯でしたが、産休が明けて復帰した頃から看護の楽しさが実感できるようになったのです。それと同時に学ぶことが楽しくなり、看護理論の大切さが分かるようになりました。また、患者さんにもっと寄り添った看護をしていきたいと考え、自己研鑽に励んでいこうという気持ちも高まっていきました。
それらの思いをかなえるとともに、新たなキャリア形成への第一歩として、いま看護管理実践基礎コースの研修に参加して看護管理の基礎を学んでいます。現部署を含めこれまでに出会った看護師長が話してくれたことを改めて心にしっかり刻むことができ、とても勉強になっています。今後は管理に関することも学び、部署での業務に生かせるようにしたいと考えています。
Off time休日の過ごし方
休日は、小学2年生、1年生、そして保育園の年中になった子どもたちと公園や遊園地に行ったり、子どもの友だち家族とバーベキューをしたりして過ごしています。ゆっくり寝ていたい、というのが本音ですがそうはさせてくれず、結局休みの日もアクティブに過ごすことになってしまいます。
平日、私が休みの日は家事に集中し、日頃手が回らない掃除などを一気にこなしています。休みと言っても、のんびりする時間はあまりないというのが実状です。