集中治療と緩和医療

緩和医療というのは、治療根治が難しい病状に対して、できるだけ苦痛なく過ごせるように ということを考える医療のことで 主として悪性疾患の治療で発達した分野です。状況を適切に伝えることが医療者の仕事のなかでおおきなウェイトを占めるとされています。

集中治療(ICU治療)を要するような循環器疾患にも、治療が困難な病状があったり、逆に高いリスクがあっても治療に踏み切らざるを得ないような局面が存在したりします。そのような状況を患者さんやその家族に、わかってもらえるように、過度な落胆もしないように、伝えるというのは非常に難しい仕事と考えられます。

循環器病領域で注目されているこの内容について、中川俊一先生(米国Columbia University Medical Center 緩和医療学ディレクター) が、集中治療室において重篤な病状に陥った患者さんとそのご家族に対するアプローチの方法について説いてます。http://medipress.jp/doctor_columns/303

(来日し移植学会にて講演された内容を、聴講された先生がまとめられた内容です。)

 

2019年01月01日