ASDカテーテル閉鎖術中の経食道心エコーとfusion imaging


ASDカテーテル閉鎖術中、ガイドワイヤーの操作のガイド方法は透視(X線装置)がメインとなります。一方、デバイスのサイズ決定~留置~留置後の確認は経食道心エコー(TEE) が主なガイド方法となります。その段階では術者も心エコーの画像をみながら手を動かすことが多くなります。TEE担当者は術者が常に見たいところが見えるように心がけています。
当院では通常のTEE画像に加え、ライブX線とライブエコーを融合するfusion imagingソフトのecho navigatorも使用して手技を進めています。TEEの走査面が透視画面上でどこかが一目瞭然となります。ハイブリッド手術室におけるこのようなfusion imagingの技術の進歩は近年めざましく、有用な手技補助手段として注目されています。

(文責 三木裕介 )

 

fUSION IMAGNINGの例

右図(透視画面)上の紫色の扇形は 経食道超音波TEE(左図)の走査断面を示します. TEE画面に表示されているのは透視画面上でどこか ということを把握することができます.



2020年06月19日