Horizontal aorta

Horizontal Aorta (水平大動脈); 水平方向に上行大動脈が寝ているような形をしていることを言います
TAVIにおいては、人工弁の留置の難易度が上がります。
医療関係者の方へ;上行大動脈の走行が60度以上の傾きがある場合(真横に走るものを90度とした定義)をhorizontal aortaと言います そのような患者さんのTAVIではLCC側が深く留置される傾向になります 我々は同軸留置の工夫を行っており、弁輪に対して斜めに留置されることを防いでおります。(counter closkwise rotation, flex解除,Pre-BAVの施行がオプションとなると考えています。)
上行大動脈瘤が存在する場合もワイヤーの走行は実質horizontal aortaのようになります。当院へは動脈瘤の患者さんの紹介が多いので、結果としてhorizontal aortaの方のTAVI治療例も多いです。

(徳田順之)

2018年12月12日|ニュースのカテゴリー:TAVI