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医療薬学研究室紹介
医療薬学講座とは
医療薬学とは
(細胞情報医学専攻 臨床薬物情報学講座 医療薬学)
医療の臨床現場からのニーズに沿った薬学的研究を目的とする研究室です。現在では、ほぼ全ての薬科大学・薬学部に、"医療薬学講座"が設置されていますが、「医療薬学」という言葉が薬系大部においてすら目新しかった昭和59年に本学医療薬学講座は設置されました。以来、薬学部を持たない名古屋大学では、薬物と生体との関係を研究する場として、薬剤師の研究マインドを育む場として、非常に重要な位置を占め、我が国の医療薬学研究の先導を担えるよう薬剤部職員一同精進してきました。患者さんに薬物が投与された時の体内動態(吸収、分布、代謝、排泄)や、投与された薬の薬効(薬理作用)や副作用がどのように発現するかを学ぶ医療薬学領域の基礎研究はもちろん、より良い医療の提供を目指しての臨床研究や、次世代の薬物療法の柱であるテーラーメード医薬品の構築を見据え、薬物作用と遺伝子的要素の関連等にも研究範囲を広げています。
医学、薬学の垣根はなくなり様々な学問領域において、学問の融合が進んでいます。医療薬学も例外でなく、分子生物学から臨床研究までを包括する学問となり、今まで以上に柔軟な思考を以って精力的に活動できる人材(研究者、薬剤師)が求められています。新型コロナウイルス感染症により、迅速かつ正確な原因菌の同定や薬剤耐性検出を実施するために、新たな技術が発展しています。抗菌を知り、技術を知ることが重要です。ガンゲノム医療はさらに発展しています。高度医療の真っただ中で働く薬剤師が学べる場が必要です。患者さんのための安全性向上には様々な課題があります。その課題を少しでも解決することが薬剤師の責務です。薬物治療の安全性向上に向け、臨床現場における薬物療養や業務の中から問題点を抽出し、解決策を見出し、その効果の検証を目指します。副作用の発現時期をある程度予測しながら適時適切な副作用対策を試みることも重要です。
これから本講座の門を叩こうとしている方には無限の可能性があるともいえます。本研究室で展開されているテーマも多岐にわたっていますが、臨床現場の第一線を肌で感じ、そして、現場で十分活用できる成果を得ることを目標に日夜研究活動を行っています。本講座所属の博士・修士の大学院生ばかりでなく、他大学薬学部の修士課程学生、病院・開局薬剤師・製薬企業勤務者に対しても基礎・臨床研究の指導に努めています。