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患者様へ病気と治療

副腎

治療成績

副腎の病気の治療成績は原因となっている腫瘍により大きく異なります。当科では昭和30年代から副腎腫瘍の手術を数多く行ってきたことから、手術を受けられた患者さんの治療成績調査を長年にわたって行ってきました。個人情報保護法が施行されるずっと以前の昭和60年代には、法務省の許可を得て昭和30年代以降の30年間に手術を受けられた患者さんの戸籍調査を行ったこともあります。そのため長期間にわたる手術後の正確な治療成績調査データが得られました。
 原発性アルドステロン症は100%の患者さんが良性腫瘍でした。クッシング症候群では原因となる腫瘍により治療成績は異なっておりますが、もっとも多い副腎腺腫による治療成績は非常に良いものでした。褐色細胞腫は約10%が悪性腫瘍でしたが、長期の治療成績としては良い結果でした。このような過剰となっていたホルモンによる分類とは別に、摘出した腫瘍が悪性であった場合は長期的な治療成績はあまり良好ではありませんでした。
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