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患者様へ病気と治療

副腎

副腎腫瘍の治療

副腎腫瘍の手術方法には以下のような方法があります。
1. 腹腔鏡下副腎摘出術
2. 開胸開腹横隔膜切開による副腎摘出術
3. 開腹副腎摘出術
4. 後腹膜経由副腎摘出術
 副腎はもともとは小さい臓器ですが、体の奥深い場所にあり、それを切除するのに1995年に腹腔鏡手術を導入するまでは、開放手術といって上の3.および4.の手術方法を受けていただく患者さんがほとんどでした。腹腔鏡手術が導入された1996年以降はほとんどの患者さんにおいて腹腔鏡手術が可能となり、4. 後腹膜経由副腎摘出術は特別の理由がある場合に限られるようになりました。
 2010年から2020年の10年間で、名古屋大学医学部附属病院 乳腺・内分泌外科では約80%の患者さんの手術を1. 腹腔鏡下副腎摘出術で行っています。残りを2. 開胸開腹横隔膜切開による副腎摘出術あるいは3. 開腹副腎摘出術で行っていますが、これらの手術は腫瘍が大きかったり、非常にまれな副腎の悪性腫瘍を確実に切除するために行われるがほとんどです。