ご紹介・専門外来
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多発性嚢胞腎外来
若年期には、ほぼ無症状であることが多いのですが、時期に合わせて腎機能、合併症の評価を行い、計画的に治療を進めていくことが大切です。 従来より、血圧の管理、食事療法、また合併症がある場合はその治療が中心となっていますが、遺伝性疾患という側面から、根本的な治療法が確立していないというのが実情です。しかし、今までにない新しい治療薬(トルバプタン)が、世界に先駆けて日本で投与可能になり、ヨーロッパを中心に広がりつつあります。病気の進行を抑制する効果が期待されており、病状によってはその薬剤の使用が可能となります。当院でも、投薬の適応のある方には、積極的にこの新しい治療を受けて頂いております。また、腎嚢胞の腫大に伴う腹満感でお悩みの方も、塞栓術の適応に付き検討させていただきますので、お申し出下さい。
当院ではまず、血液検査、尿検査、CT、MRI、心エコー検査などを通して、全身の状態をチェックいたします。その上で、病態に応じて必要な治療をご提示し、計画的に診療を進めていきたいと考えています。また、すでにかかりつけ医をお持ちの方でも、必要な検査のみ当院で行うなどして、病院を変わる必要はございません。適応のある方には、前述の治療薬(トルバプタン)をお勧めいたしたいと思いますが、内服開始時には入院が必要となります。指定難病として、給付金制度が利用できるケースがございますので、あわせてご案内いたします。
まずは、腎臓内科初診外来を受診いただきます。診察、検査を行い、以降の診療計画を立てます。金曜日午後に専門外来を用意しておりますが、それ以外でも、ご都合に合わせて通院いただけます。
当ホームページ内、腎臓病疾患別Q&Aにも多発性嚢胞腎の解説がございます |
難病情報センターホームページ内に一般の方向けの説明がございますので、ご参照ください。 |
ADPKD.JPという多発性嚢胞腎の患者さま向けサイトにて、当院の活動をご紹介いただきました。 |