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臨床研修のご案内

医局員インタビュー

名古屋大学腎臓内科での勤務・環境について、実際に医局員として働いている先生方にインタビューし、お答えいただきました。

Y・Rさん 医師7年目 女性

名古屋大学腎臓内科を選んだ理由や、女性として感じる腎臓内科医の魅力についてお話しを伺いました。

ーこんにちは。よろしくお願いします。

こんにちは。よろしくお願いします。

ー名古屋大学におみえになって半年と伺いました。

はい。そうです。4月からお世話になっています。東京の大学を出て、愛知県内で2年間の研修を受けた後、総合内科で1年、腎臓内科医として2年半働いていました。その後、名大にお世話になることにしました。

ー名古屋大学大腎臓内科を選んだ理由を教えてください。

名大で診させていただく病気は複雑で、今までよりも踏み込んだ専門性の高い治療をする機会があります。今までとは違う環境で仕事をさせていただいているので、腎臓内科医としてとても勉強になります。

ーより良い環境を求めていたということでしょうか。

そうですね。名大の環境だからこそ出来る治療もありますので、腎臓内科医としてさらにステップアップしたいと考えていました。それと、相談できる先生方がたくさんいることも魅力でした。さまざまなご意見をいただけて、その全てが勉強になります。そして、いただいたご意見をまとめて「どのような治療をしていけば良いのか」という道筋を自分で考えることができるので、自分の考えが広がっていることを実感しています。

ーご自身で考えを深堀りできるし、ご自身の判断も相談できる環境があるのでしょうね。

はい。自分の考えだけでは辿り着けないような、深い経験に基づいた考えを聞くことができる素晴らしい環境ですね。

ー相談したり意見を聞くのはどのようにしていますか。

私の場合は、まずは先生に個別で相談しています。ガイドライン通りで対応できる場合は道筋を立てやすいのですが、ガイドラインだけでは対応できないような問題が多いケースでは、カンファレンスで相談してご意見をいただくこともあります。本当に視野が広がりますね。

ー先輩医師の尊敬できる部分を1つ教えてください。

名大の先生方は知識・経験はもちろんですが、臨床だけでなく研究をされていることもあって、分子レベルというか、ミクロな世界で考えているのがすごいと思いますね。分子レベルで考えているからこその治療方法が提案されたり、薬の効果も細胞レベルで考察されていることがあります。本当に驚きます。

ーすごく深いのですね。

それと、患者さんだけでなく、多くの研究者と仕事をすることもあって、コミュニケーションがお上手な方が多いですね。人間性として豊かですし、人としてもお優しいです。

ー女性としては腎臓内科医の魅力は何ですか。

腎臓内科医には女性が多い印象がありますね。とても働きやすくて、女性に向いている分野だと感じています。

ー働きやすい理由は何ですか。

さまざまな働き方があり、選択できることですね。ICUに入院される患者さんに多い急性血液浄化や、研究をしていくこともできます。また、透析外来で働くこともできます。とくに女性はライフステージで仕事にかける時間に変化がありますが、社会的にもニーズが高い分野ということもあって、自分で選ぶことができますね。

ーなるほど。ワークライフバランスというのは、時間配分だけでなく、ご自分の意志でライフスタイルを選ぶことができるという意味もあると聞きます。女性に向いている分野というのは納得です。

私も「腎臓内科医になって良かった」と実感しています。

ー働き方が選べるのは良いですね。今日はありがとうございました。

ありがとうございました。

I・Sさん 医師3年目 男性

腎臓内科医を選んだ理由や後期研修の場として名古屋大学医学部附属病院を選んで良かった点などについて伺いました。

ーこんにちは。よろしくお願いします。

こんにちは。よろしくお願いします。

ー先生は、現在は後期研修医として働いていらっしゃると伺いました。

はい。神奈川県の大学を卒業して、初期研修を神奈川県内で受けた後、後期研修医として腎臓内科を選びました。

ー名古屋大学腎臓内科を選んだ理由を教えてください。

まずは、多臓器との関わりが深い腎臓という臓器に興味を持っていました。膠原病にも興味を持っていたのですが、1つの臓器にしっかりと焦点をあてて医療に取り組んでいくことが、自分の考えに合っていると考えました。また、地元がこちらであるので、地元で働きたいとも考えていました。腎臓内科医として勉強していくことを決めた際に、名古屋大学腎臓内科を選びました。

ー後期研修医としては、まずは専門性を深めるというのが課題になるのでしょうか。

そうですね。現在の業務は病棟の仕事がメインとなりますので、先生方と相談しながら勉強しています。名大の先生方は、どのような些細なことでも相談にのってくださるので、仕事がとてもやりやすいです。それと多くの先生方の治療方針をうかがえるのも、とても勉強になります。このような環境で勉強できるのは幸運なことだと感じています。

ーご自身のレベルアップのためには環境も大事なのでしょうね。

はい。大事だと思います。私は運が良かったです(笑) 実は、飛び込みのような形で名大に来ました。それでも快く迎えてくださって感謝しています。

ー雰囲気が明るくて素敵ですよね。

先生方が優しくて、相談しやすいです。これは私の感じたことですが、名大は「人を育てる文化」が根付いていると感じました。歴代の先生方がおつくりになった文化だと思いますが、私はその恩恵をありがたく受けています(笑)

ー名大腎臓内科で学んだことを1つあげるとしたらどのようなことですか。

大学病院は「臨床、教育、研究」という3つが柱だと理解していますが、先生方が全てに熱心に取り組んでいます。私のような経験がない人間が簡単に音を上げてはいけないと本当に思いました。また、私は臨床にいる時間が長いので、いち早く患者さんの異変に気が付かなくてはならないと考えています。先生方のたくさんある素晴らしい点の1つでも真似出来るようになって、少しでも成長したいですね。

ー後期研修の場としては選んで良かったですか。

はい。今、腎病理のカンファレンスを毎週やっていますが、自分も週に2例ほど担当しています。そういう勉強の機会をいただいていることもありがたいですね。

ー素晴らしい先生方に囲まれている素晴らしい環境で後期研修をされているのですね。今日はありがとうございました。

ありがとうございました。