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臨床研修のご案内

新内科専門医


内科専門医制度
完全対応

名古大学腎臓内科では、2018年度の後期研修の申し込みを随時屋受け付けています。腎臓内科入局を検討されている方は是非一度ご連絡下さい
ここでは、新内科専門医制度の概略と名古屋大学附属病院の研修プログラムの特徴についてご説明します。

1.新内科専門医制度について

2016年以降に医師免許を取得した医師の方は、新内科専門医取得のため、2018年4月以降に始まる新専門医制度の研修プログラムを修了する必要があります。
新制度では、内科専門医を取得するまでの期間は卒後5年となりますが、サブスペシャルティ領域の専門医を取得するまでの最短期間は、現行制度と変わりません。


2.新制度における内科専門研修の目標と修了要件

内科専門研修の目標と修了要件は次の通りです。

1.目標(専門研修期間3年)

主担当医として200症例以上、カリキュラムに定めた内科領域全70疾患群を主病名で受け持つことを目標とします。

2.修了要件

  • 主担当医として160症例以上、内科領域56疾患群以上を主病名で担当することが求められます。
    専門研修3年目(混合型では4年目)に29の病歴要約の提出と受理が必要とされます。
  • 所定の2編の学会発表または論文発表
  • JMECCの受講
  • 各研修プログラムで定める講習会の受講
  • 指導医とメディカルスタッフによる360度評価に基づき医師としての適性に疑問がないこと

3.名大病院研修プログラムについて

名古屋大学医学部附属病院(名大病院)では、名大病院を基幹病院とする内科専門研修プログラムを用意しています。

名大病院内科専門研修プログラムの詳細

名大病院研修プログラム8つの特徴

  1. 名大病院を基幹施設とし、57施設の関連病院が連携病院として加わって、構成される内科専門研修プログラムです。
  2. 将来的に東海医療圏において内科医として臨床を研鑽したいと考える方々の受け皿となり、内科専門医としてのキャリアパスを全力でサポートします。
  3. 名大病院プログラムで研修することで、名大病院の理念を習得しながら、さまざまな規模の病院を複合的に研修することが可能です。標準的かつ全人的な内科的医療の実践に必要な知識と技能を修得して、専門的診療能力の礎を築くことができます。
  4. 二つの内科専門研修コースを設けて名大病院の特徴を生かした内科専門医を養成します。一つは、高度な内科領域、subspecialty専門医を育成するための橋渡しとなる、subspecialty専門医コースです。もう一つは、次代を担う医療開拓を行なえる、physician scientist養成コースです。
  5. 名大病院で研修開始から12(〜18)カ月の期間でローテーション研修を行なうことで、特定の分野に偏らない内科全分野において主担当者として、56疾患群、160症例以上を症例登録ができるようにします。そして可能な限り、70疾患群、200症例以上の経験できることを目標とします。専攻医2年修了時点で、指導医の指導を通じて、内科専門医ボードによる評価に合格できる29症例の病歴要約を作成できるようにします。
  6. 名大病院プログラムに参画する、地域に密着した多種多様な連携施設・特別連携施設で最低6ヶ月間研修し、大学病院とは違った総合内科的な研修をすることができます。これによって、さまざまな環境に対応できる内科キャリアパスを構築できます。
    (異動を伴う必須研修の期間については、原則6カ月以上の期間を想定しています。また、移行措置期間以降は異動を伴う必須研修の期間を原則12か月と想定しています)
  7. 名大病院プログラムに参画している連携施設で初期研修を行なった後に名大病院プログラムへ参加する場合、原則、その病院からプログラムを開始していくこととします。研修期間での経験症例数に応じて、名大病院で原則6カ月以上の研修を行なうこととします。
    (移行措置期間以降は異動を伴う必須研修の期間を原則12か月と想定しています)
  8. 関連病院中23施設は、各地域の名大関連病院と連携して独自の基幹施設プログラムを提供しています。名大病院は、これらの基幹プログラムに連携病院として加わり、連携することで、東海医療圏の極端な医師不足を回避・調整します。