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医局案内

ご挨拶

腎臓内科学
教授 丸山彰一
 私は平成28年4月1日付けで名古屋大学大学院医学系研究科 病態内科学講座 腎臓内科学の教授を拝命いたしました。当教室の使命は、「腎臓内科の診療・教育・研究を通じて社会に貢献」することです。この使命を果たすべく、志を同じくする多くの仲間とともに日々歩んでいます。
 当科は古くて新しい研究室です。その歴史は、1940年(昭和15年)に遡ります。この年、名古屋大学内科学第三講座が開設され、腎臓学をご専門とされる宇佐美鍵一先生が初代教授にご就任されました。その後、様々な変遷を経て、臓器別内科講座再編を機に、2002年(平成14年)、松尾清一先生(現名古屋大学総長)を初代教授とする腎臓内科が新設されました。
 診療対象は、腎炎・ネフローゼ症候群、慢性腎臓病(CKD)、急性腎障害(AKI)、動脈硬化性腎障害、糖尿病性腎症、多発性嚢胞腎(PKD)などの各種腎疾患、および血液透析(HD)、腹膜透析(PD)、腎移植後の管理や電解質・酸塩基平衡異常に至るまで、腎臓に関するすべての病態です。加えて、全身性エリテマトーデスを含む膠原病や血管炎症候群も当科の得意分野です。当教室の最大の強みのひとつは、東海地方全体をカバーする関連病院との連携体制が構築されていることです。大学病院のみならず、東海地方全域で高い診療レベルを維持することが当教室の使命だと考えます。
 当教室では、新設以来、若手教育を重視しています。より良い臨床医を養成するため、大学病院や臨床研修指定病院が中心となって、統一したプログラム(Nagoya Nephrology Fellowship Program)を立案し、それを継続的に評価し、実践して来ました。その甲斐あって、数多くの若手医局員が当教室に合流してくれましたが、まだまだ足りません。若い力は発展の原動力です。NNFPは平成30年から始まる新内科専門医制度研修プログラムにも完全対応していますので安心して下さい。当科では、引き続き、教育に力を注いでいきます。
 研究は名古屋大学の最大の使命です。当教室では、特に「世界の腎臓病診療を変える力のある研究」を目標としています。臨床研究では、診療実態を解析して世界に向けて新しいエビデンスを発信するとともに、新規診断法や新規治療法の開発を行っています。基礎研究では、腎臓病や膠原病の発症および進展機序の解明をめざしています。腎臓病や膠原病に関しては、まだまだ分からないことが多く、治療法も十分ではありません。腎臓学は、これからの学問と言えます。私たちは一緒に働いてくれる若い力を求めています。
 当教室は、2002年の新設以来、着実に実績を築き上げてきました。これも、ひとえに諸先輩方や医局員の仲間、そして日頃から私達の診療・教育・研究にご協力いただいている患者さん達のおかげと感謝しています。引き続き、ご指導ご鞭撻のほど何卒よろしくお願い申し上げます。