名古屋大学大学院医学系研究科 病態内科学講座

専攻医募集

研修の特徴

名古屋大学医学部附属病院(以下、名大病院)は、【診療・教育・研究を通じて社会に貢献する】という基本理念のもと診療を行なっています。本プログラムは、名大病院を基幹施設として東海医療圏にある名大内科関連病院と密な連携体制を保ち、社会に貢献できる内科専門医の育成を行ないます。名大病院には9つの内科系診療科があり(呼吸器内科、循環器内科、消化器内科、神経内科、腎臓内科、糖尿病・内分泌内科、血液内科、老年科、総合診療科)、複数領域を担当しています。また、化学療法部、中央感染制御部の診療支援を受けて、救急疾患は各診療科や救急科によって管理されており、名大病院においては内科領域全般の疾患が網羅できる体制が敷かれています。
初期臨床研修を修了した内科専攻医は、本プログラム専門研修施設群での3年間(異動を伴う12カ月以上の必須研修を含む)に、豊富な臨床経験を持つ指導医の適切な指導の下で、知識や技能に偏らずに、患者に人間性をもって接すると同時に、内科専門医制度研修カリキュラムに定められた内科領域全般にわたる研修を通じて、標準的かつ全人的な内科領域全般の診療能力を修得して、専門的診療能力を習得する上での礎を築きます。

本プログラムでは、
1) 全人的な内科医療の実践に必要な知識と技能を備えた高度な内科領域subspecialty専門医コースと
2) 次代を担う医療開拓を行なえるphysician scientistコースの
二つのうちどちらかを選択して頂きます。

内科専門医プログラム内で期間の定められた(3年間の研修期間の内、原則12カ月以上)異動を伴う必須研修を行なうためには、基幹病院および連携病院間での異動の調整が必要になります。皆さんの異動を伴う必須研修を円滑に行なうために、入局を内科専攻研修1年目の12月までに行なうことを推奨しています。これは、名大内科関連24施設の基幹プログラムと同様です。

入局について

入局して内科専攻医の皆さんが得ることができる最大のメリットは、【医局は入局者のキャリアパス形成を保障する】という点にある、と私たちは考えています。皆さんがどのような内科医師像を思い描いているかということが、内科医師のキャリアパス形成にとって極めて重要なことになります。医局は、国内外を問わずさまざまな分野の第一線で活躍する医師、開業医のOB、国内・海外の基礎研究者、行政、学会や研究会関係の人とのつながりを持っています。医局はそのつながりを最大限に生かすことで、皆さんが思い描く内科医師像のキャリアパスを加速度的に推進することを支援できます。一方、実際にどのようにキャリアパスを描けばよいのかを決めることは時に難しいものです。医局はキャリアパス形成を含めた相談に対する最大の支援者になり得ます。さらに、自分の思い描くキャリアパスがうまくいかないこともあると思います。医局は皆さんの思いを受け止め最適なキャリアパスへの修正を支援します。


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