名古屋大学医学部附属病院 小児がん拠点病院のホームページを訪問して頂きありがとうございます。
当院は平成25年2月に小児がん診療の地域拠点として、小児がん拠点病院に選定されました
小児がん拠点病院とは、
1.再発・難治症例への診療が十分に行われていること
2.緩和ケアの実施体制が確保されていること
3.長期フォローアップの具体的な方法がしめされていること
4.専門的な医療従事者が十分に確保されていること
5.長期滞在施設など家族への支援が十分にあること
などを満たしている施設のことです。多くの施設から厳選され、全国で15ヶ所のみが選ばれました。
その中でも、当院は年間造血器腫瘍、固形がんの新規入院患者数の総計が70名を超え、自家および
同種造血幹細胞移植の症例が30名以上ある、全国でもっとも患者数が多い施設となっています。
それらの多くの患者さんを支えるために、多くの小児内科の医師が日夜を問わず、精力的に働いており、
さらには、小児外科、脳神経外科、整形外科、放射線科、外来化学療法部等が互いに協力しながら、小児
がんの診療、研究を行っています。最近では他院では治療困難な難治性小児がん患者が多く集まるように
なり、小児がん治療の最後の砦としての役割を果たすようになってきました。そのため、多くの施設では
行えないような、先進医療としてウイルス特異的細胞障害性T細胞療法や間葉系幹細胞療法などをおこなって
おり、医師主導治験なども積極的に行われています。
小児がん診療は医師、看護師のみでは円滑に行うことができないため、薬剤師、チャイルド・ライフ・
スペシャリスト、 臨床心理士、保育士、栄養士、ソーシャルワーカーなどの多職種スタッフが、患者さん
およびそのご家族を支えるために医師と同様に精力的に働いています。このようななかで、もっとも効果の
ある治療を、患者さんやご家族の負担を少しでも減らしながら、行える環境を目指しております。
子どもたちの未来を支えるために、ご家族とも十分に話し合いながら治療を進めていきますので、ご心配な
ことがあれば、セカンドオピニオンも含めて、是非お気軽にご相談下さい。