名古屋大学医学部附属病院は、名古屋市消防局と、音声・聴覚障害者向けの「Net119緊急通報システム」*1)の普及啓発に関する連携覚書を締結しましたので、お知らせします。
がんの手術等により声を失った音声障害者は、災害時や自身・家族の急病の際に、電話(音声)による119番通報が困難です。本取組は、日本医療研究開発機構(AMED)の障害者対策総合研究開発事業に採択された「Save the Voiceプロジェクト」*2)の一環として実施されるものであり、医療現場(病院)と消防救急現場(消防局)が直接かつシームレスに連携する画期的な試みです。
音声・聴覚障害を持つ方々が退院後も地域で安心して暮らせるよう、入院中の段階から「Net119」の登録案内と実践的な使用指導を開始します。大学病院と救急行政が一体となることで、対象者の救命率向上と社会生活における不安軽減に大きく貢献していくことが期待されます。
名古屋大学では、世界と伍する研究大学を目指し、すべての人々が健康で安心して暮らせる社会の実現に向けた取組を進めています。今回の名古屋市消防局との連携およびAMED事業の推進は、この取組を強力に推進するものです。
*1)「Net119緊急通報システム」について
https://www.city.nagoya.jp/bousai/shoubou/1012724/1013344/1013347.html