病院概要

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病院長あいさつ

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ようこそ 名大病院のホームページを御覧いただき感謝申し上げます。

名古屋大学医学部附属病院は、1871(明治4)年、名古屋藩評定所跡に設置された公立の仮病院を起源に、地域の皆様のご理解とご支援のもと発展を遂げてきました。
現在は県内外から多くの患者さんが来院され、当院の医療は高い評価をいただいています。反面、手術までの待機時間が問題になっており、解決の一手として、2018年から中央診療棟Bが稼働する予定です。ICUや手術室のほか、がんの診断・治療に力を発揮する内視鏡室や化学療法室、放射線治療室も拡充し、患者さんのニーズに最先端の医療で応えていきます。
新棟の誕生は既存施設の機能の再配分にもつながり、小児がん拠点病院として重視する小児医療の充実に弾みをつけるものになるでしょう。いずれは小児医療センターとして院内の総合周産期母子医療センターと連携し、出生前診断から出生直後、成人後の治療まで、生涯にわたる高度な医療のさらなる充実を図っていきます。

2016年12月には、当院の心不全治療の実績が評価され、中部圏初の心臓移植実施施設に認定されました。重症心不全治療の最後の砦として、心臓移植を待つ患者さんを当院が支えたいと願っています。移植医療については、今後も積極的に取り組んでいく予定です。
また、当院は日本発の新たな医薬品や医療技術などの開発を主導する、臨床研究中核病院でもあります。世界には未だ治療法のない病気が数多くあります。中央診療棟Bに、世界で初めてヒトに新しい薬や治療を提供する病床を設けるなど、患者さんの希望となる新しい医療開発に挑んでいきます。加えて、臨床研究中核病院は患者申出療養制度の実施施設の役割も担っています。患者さんから申し出があれば、日本では未承認の治療や薬の提供が可能となり、治療の選択肢を広げることができます。いずれにせよ、これまで治らなかった病気を治すために、日本初、世界初の取り組みを進めることが当院の役割です。

今後、さらに拡大していきたいのが医療の国際化です。既にアジアを中心に海外進出を行っていますが、海外からも患者さんに来院いただける世界の名大病院にならなければなりません。そのためには医療の質と患者安全が国際水準にあると証明する必要があり、国際医療機能評価機関JCIの認定取得を目指して準備を進めているところです。取得すれば医薬品開発の認可も得やすくなり、医療の発展の足掛かりとなるでしょう。
一方、日本社会を覆う人手不足の問題は病院も例外ではありません。そこで夜間の配送業務を担う運搬ロボットの導入を手始めに、病院のIoT化を進めたいと思っています。
将来、病院の機器や患者さんのデータなどをネットワーク化できれば、医療面や安全面の質もさらに向上できるものと考えます。
より高度で安心な医療を患者さんに提供するために、当院は前進を続けています。

今後も一層のご支援とご鞭撻をいただければ幸いです。

平成29年7月
名古屋大学医学部附属病院長 石黒 直樹