

JCI(Joint Commission International)は、世界中の 「医療の質」と「患者安全」を国際的な基準で評価する機関です。
1994年にアメリカの病院評価機構(Joint Commission)の国際部門として設立されました。
評価は、厳格な基準(18領域1,212項目に及びます)に基づいて行われ、承認を受けた施設は世界でも約1,000施設(国内では当院を含め24施設)しかありません。
日本の国立大学では、名古屋大学のみがこの認証を取得しています。
当院では、JCIの国際患者安全目標( International Patient Safety Goals; IPSG )にそって、患者さんが安心して医療を受けられるための取り組みを、院内のすべての部署が行っています。
当院では、患者さんに名乗って頂いた「フルネーム」と「生年月日」と、
医療行為を行う手元情報の「フルネーム」と「生年月日」を一致させ、
患者さんを確認して安全に医療を提供しています。
※ 麻酔中など、患者さんが声を出せないときは、リストバンドなどを用いて確認します。




患者誤認は重大な事故につながります。ご協力をよろしくお願いします。

医薬品の安全な運用に努めています
誤った投与の仕方をした場合に危険な、薬剤や濃度の高い電解質補正液のことです。

*ハイアラート薬については、ひと目でわかる黄色いラベルを張って鍵のかかる戸棚で保管するなど、特に注意を払って管理しています。

昨年度はハイアラート薬に関するレベル2以上のインシデント発生件数をゼロにできました
手指衛生を確実に行い、感染リスクを低減します

*当院では、手指衛生実施率
85%以上を目指しています。

図)WHOが推奨する手指衛生を実施する5つのタイミング
5つの場面すべてで必ず手指衛生を行うよう各部署ごとに努力目標を定めて向上を目指しています。

分子=手指衛生の必要な5つの場面における手指衛生実施回数
分母=手指衛生の必要な5つの場面における手指衛生必要回数
転倒・転落の予防に努めています
*外来では、転倒・転落のリスクの高い患者さんに対して、黄色のストラップをお渡しして身に着けていただき、職員が見守らせていただいております。



*エスカレーターは、
歩行が不安定な方や杖を使用している方には、
転倒のリスクがあるため、
エレベーターの使用をお願いしています。

*入院患者さんには、スリッパや合成樹脂製サンダルではなく、靴の着用をお願いしています。
また、靴の踵を踏むと、転倒のリスクが高くなりますので、踵を踏まないようお願いしています。


*転倒転落のリスクの高い入院患者さんには、
黄色のリストバンドを装着していただき、
全職員が対応できるようにしています。


分子=外来もしくは入院患者における転倒・転落発生件数
分母=のべ外来もしくは入院患者数
病院の機能やサービスの質を客観的な数値で示したもの。日常的に測定・分析・進捗管理して品質の向上をはかるとともに、患者さんにとってわかりやすい医療情報を提供することを目的としています。QI活動は、 PDCAサイクルという手法に則って実施されます。
Plan(計画)、Do(実行)、Check(評価)、Action(改善)の4段階を繰り返すことによって、業務やサービスの質の継続的な改善を図る手法です。
当院では、患者さんの安全を守り医療の質を上げるために、院内すべての部署でさまざまなQIが設定されています。優れた取り組みは年に1回QI大賞として発表され、QI活動のヒントとして院内で共有されます。
2025年度は5部署の取り組みが表彰されました。
・チューブ・ドレーンに関するインシデント件数(看護部(13階))
・末梢点滴投与における壊死起因性抗がん剤の血管外漏出によるインシデント再発防止策の遵守率
(看護部(3W))
・看護師要因によるインシデント1以上の内服薬インシデント発生件数(看護部(4E/MFICU))
・核医学検査における注射予約時間から実施までの待ち時間の変化率(放射線部(放射線部RI
部門)・放射線科・看護部(中央放射線部))
・全血液製剤の廃棄率(輸血部)
今後も病院機能の改善と患者さんの安全のため、職員一同努力してまいります。