病院概要

病院概要

もどる


名古屋大学医学部附属病院は、国立大学病院で初めて国際医療機能評価「JCI認証」を取得しています

img01.jpg

jci.jpg

JCIとは

JCI(Joint Commission International)は、世界中の 「医療の質」と「患者安全」を国際的な基準で評価する機関です。
1994年にアメリカの病院評価機構(Joint Commission)の国際部門として設立されました。

評価は、厳格な基準(15領域1,265項目に及びます)に基づいて行われ、認証を受けた施設は世界でも約1,000施設(国内では30施設)しかありません。
日本の国立大学では、名古屋大学のみがこの認証を取得しています。

JCIにおける当院の取り組み

IPSG(International Patient Safety Goals, 国際患者安全目標)

当院では、JCIの国際患者安全目標( International Patient Safety Goals; IPSG )にそって、患者さんが安心して医療を受けられるための取り組みを、院内のすべての部署が行っています。

当院では、患者さんに名乗って頂いた「フルネーム」と「生年月日」と、
医療行為を行う手元情報の「フルネーム」と「生年月日」を一致させ、
患者さんを確認して安全に医療を提供しています。
※ 麻酔中など、患者さんが声を出せないときは、リストバンドなどを用いて確認します。

img02.jpg

例えば、こんな場面で
  • 診察を受ける前
    img03.jpg
  • 薬をお渡しする前
    img04.jpg
  • 検査を受ける前
    img05.jpg

患者誤認は重大な事故につながります。ご協力をよろしくお願いします。

img06.jpg

医薬品の安全な運用に努めています

ハイアラート薬とは

誤った投与の仕方をした場合に危険な、薬剤や濃度の高い電解質補正液のことです。

img19.jpg

*ハイアラート薬については、ひと目でわかる黄色いラベルを張って鍵のかかる戸棚で保管するなど、特に注意を払って管理しています。

img18.jpg img17.jpg

昨年度はハイアラート薬に関するレベル2以上のインシデント発生件数をゼロにできました

手指衛生を確実に行い、感染リスクを低減します

img07.jpg

*当院では、手指衛生実施率
85%以上を目指しています。

手指衛生が必要な5つのタイミングとは?

img08.jpg

図)WHOが推奨する手指衛生を実施する5つのタイミング

5つの場面すべてで必ず手指衛生を行うよう各部署ごとに努力目標を定めて向上を目指しています。

img09.jpg

分子=手指衛生の必要な5つの場面における手指衛生実施回数
分母=手指衛生の必要な5つの場面における手指衛生必要回数

転倒・転落の予防に努めています

*外来では、転倒・転落のリスクの高い患者さんに対して、黄色のストラップをお渡しして身に着けていただき、職員が見守らせていただいております。

こんなときに・・・
  • 車いすの使用
  • 歩行器、杖、シルバーカーの使用
  • 麻痺がある
  • ふらつきがある
  • 酸素ボンベの使用
  • その他、歩行に介助が必要な場合

img10.jpg

img11.jpg

img12.jpg

*エスカレーターは、
歩行が不安定な方や杖を使用している方には、
転倒のリスクがあるため、
エレベーターの使用をお願いしています。

img20.jpg

*入院患者さんには、スリッパや合成樹脂製サンダルではなく、靴の着用をお願いしています。
また、靴の踵を踏むと、転倒のリスクが高くなりますので、踵を踏まないようお願いしています。

img13.png

img14.jpg

*転倒転落のリスクの高い入院患者さんには、
黄色のリストバンドを装着していただき、
全職員が対応できるようにしています。

img22.jpg


img23.jpg

分子=外来もしくは入院患者における転倒・転落発生件数
分母=のべ外来もしくは入院患者数