MESSAGE

未来への意思を、
実装する力へ。

AI推進室が目指す方向性と、現場の課題を研究・実装につなげる姿勢を、室長と実装・推進を担う教員からお伝えします。

DIRECTOR勝野 雅央KATSUNO Masahisa

MESSAGE FROM THE DIRECTOR

AIで医学・医療の未来を
拓く、創る、守る

生成AIを含むAIは、医学研究、教育、診療、そして組織運営のあり方を変える共通基盤になりつつあります。

一方、医学・医療の領域では、個人情報や機微情報、研究倫理、知的財産、説明責任などに十分な配慮が求められます。AIの力を生かすには、単に利用を促すだけではなく、安全性と信頼性に配慮したルール、教育、相談、研究支援を、大学として継続的に整える必要があります。

名古屋大学大学院医学系研究科は、2026年7月1日にAI推進室を設置しました。AI-MAILsが育んだ教育・人材・産学連携のネットワークと、AMED「医学系研究支援プログラム」の採択課題「豊かな人生を育む多世代共生・健康社会を目指す医学研究者育成プログラム」が進める研究者支援と大学間連携を生かし、研究、教育、診療、事務を横断する継続的な推進基盤の構築に、名古屋大学の他部局とも連携して取り組みます。

私たちが目指すのは、技術を導入すること自体ではありません。AIを活用して新しい知を生み、研究者と医療者が本来向き合うべき課題に時間を使える環境を整え、その成果を患者さんと社会へ還元することです。関連病院、国内外の大学・研究機関、企業、自治体との連携を広げ、医学・医療・ヘルスケアに特化したAI教育研究拠点への発展を目指します。

AI推進室長/名古屋大学大学院医学系研究科長勝野 雅央
IMPLEMENTATION & CO-CREATION古川 大記FURUKAWA Taiki

FROM THE FIELD

現場の課題を、AIで動かせる
研究と実装へ。

AI推進室の仕事は、「どのAIを使うか」を決めるところから始まるのではありません。研究室、病棟、教育や事務の現場で、何に困り、何を変えたいのかを一緒に考えるところから始まります。

私たちは、相談を受けて助言するだけの窓口ではなく、現場の課題を研究として検討できる問いへ整理し、研究計画、データ、研究費、技術開発、実証、社会実装に向けた検討を支えるチームでありたいと考えています。研究費申請書のレビュー支援、生成AIの実践的な活用支援、組織内環境で運用するLLM、逆紹介状の作成支援、異分野マッチング、企業との共同研究など、一つひとつの実課題を通じて、継続して活用できる支援の仕組みを育てていきます。

AI-MAILsで培った教育、OJT(実務を通じた育成)、産学連携の経験と、AMEDゆたかで進める研究者支援の仕組みは、この活動を支える基盤です。その強みを個別事業にとどめず、学生、研究者、医療者、職員が必要なときに活用できる共通基盤として広げます。

さらに、大学、病院、企業、自治体が相互理解と合意に基づいて連携し、東海地域における健康・医療・生活データを、適切な管理と必要な手続のもとで研究・実証に活用できる環境を目指します。相談の段階でAIの使い方が決まっている必要はありません。まだ言葉になっていない課題も含めて、まずお聞かせください。対話を通じて研究課題を整理し、実装に向けた道筋を一緒に検討します。

現場起点伴走相互理解実装志向
AI推進室 室員/講師古川 大記

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