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ごあいさつ

芳川豊史教授

芳川豊史教授

みなさま、こんにちは。名古屋大学呼吸器外科教授の芳川豊史です。

名古屋大学呼吸器外科教室は、約40年前に胸部外科教室誕生とともに産声をあげましたが、大学の講座としては今年で10年目になる教室です。現役の教室員数は、本年60名を越え、東海中部地区では最も大きな呼吸器外科教室の一つです。2021年には、福井高幸先生が愛知医科大学呼吸器外科の教授に、細野祥之先生が岡山大学薬理学の教授に栄転されるなど、同門からのおめでたい話が相次ぎました。今後も、名古屋大学の基本理念である自由闊達な学風が継承され、多くの人材と業績を輩出していければと思います。

現在、大学の医局は、スタッフ7名、医員兼大学院生4名、後期研修医1名ですが、教授以外のスタッフの年齢は45歳以下と非常に若いチームで、大学の使命である、臨床・研究・教育の3本柱を軸に日々活動しております。
臨床におきましては、2021年の年間全身麻酔手術は420例で、内訳は、原発性肺癌273例、転移性肺腫瘍52例、縦隔腫瘍42例で、手術数も肺癌症例数も過去最多でした。単孔式手術を含む胸腔鏡手術は340例(全症例の80%)でした。そのうちロボット支援下手術は125例で、累積症例も300例を超えました。これまでにプロクターを4名輩出し、2022年からはメンター施設にも仲間入りとなりました。これまで通り、大学病院ならではの困難な拡大手術を行うとともに、低侵襲手術にも積極的に取り組んでいきたいと思います。また、慢性呼吸不全に対する最後の砦の治療としての「肺移植」についても、2021年末には名大病院の医療倫理委員会でも承認いただくなど、着々と準備が進んでおります。

研究におきましては、外科医が行う研究として、日々の臨床における「気づき」をもとに、「Clinical Question」に答えるような研究を行っております。また、3次元画像、手術変形、脱気変形、手術シミュレーションなどのキーワードをもとに、将来の手術ナビゲーションを目指した研究も行っており、少しずつその成果を発表しております

教育におきましては、医学生から研修医、そして若手呼吸器外科医に至るまで、多角的な観点から、手作りの教育活動を行っております。その成果の一つなのかもしれませんが、新入局員数が2021年は8名(うち女性3名)に達しました。この3年間で17名であり、呼吸器外科単独の教室としては胸を張れる数かと思います。入局は、呼吸器外科を専攻する医師のチームの一員になってもらう機会で、われわれは、横方向かつ双方向の交流を図ることを第一に考えております。若手医師の先生方には、自分にあった呼吸器外科医像をもっていただき、それぞれにあった研鑚を積んでほしいと思っております。教室としては、多様化する社会の中で、さまざまな希望や考え方を持った若手医師を受け入れ、個人個人にあったトレーニングのもとに、個性豊かな一人前の呼吸器外科医を育てるという方針で、今後も進めていきたいと思います。

最後になりましたが、本年も、名古屋大学呼吸器外科を中心として、20を超える関連病院の同門一同が力を合わせて、より良い呼吸器外科医療を確立すべく、日々努力していきたいと存じます。今後ともよろしくお願い申し上げます。

令和4年1月吉日

名古屋大学大学院医学研究科 呼吸器外科 教授・科長
芳川 豊史

過去のごあいさつ(令和3年8月)
過去のごあいさつ(令和3年1月)
過去のごあいさつ(令和2年4月)
過去のごあいさつ(令和元年9月)

資格

  • ・日本外科学会外科専門医・認定医・指導医
  • ・呼吸器外科専門医・指導医
  • ・日本呼吸器内視鏡学会 気管支鏡専門医・指導医
  • ・日本がん治療認定医機構 がん治療認定医
  • ・日本移植学会移植認定医
  • ・日本呼吸器学会呼吸器専門医
  • ・日本臓器移植ネットワーク メディカルコンサルタント
  • ・AATS(アメリカ胸部外科学会)、ESTS(ヨーロッパ呼吸器外科学会)、IASLC(国際肺癌学会)、
     ISHLT(国際心肺移植学会)memberなど

卒業年:1997年 京都大学医学部

略歴

1971年華僑3世として、京都に出生(ちん とよふみ、Fengshi CHEN)
京都で育ち、洛星中学・高等学校を卒業後、京都大学に進学
1997年5月京都大学胸部疾患研究所 外科研修医
1998年4月高知市立市民病院 呼吸器外科
2000年10月 静岡市立静岡病院 心臓血管外科・呼吸器外科
2003年4月京都大学医学部附属病院 呼吸器外科
2004年4月京都大学大学院(医学研究科呼吸器外科専攻)入学
(2006年4月から 学振院 特別研究員DC2)
2007年1月同 中退(2007年5月:京都大学 医学博士 取得)
2007年2月京都大学医学部 臓器機能保存学 助教
2008年7月カナダ国トロント大学 胸部外科 Clinical fellow
2009年7月京都大学医学部附属病院 呼吸器外科 助教
2014年1月京都大学医学部附属病院 呼吸器外科 講師
2014年12月 日本国籍取得し、「芳川豊史(よしかわ とよふみ)」となる。
2019年1月京都大学医学部附属病院 呼吸器外科 准教授
2019年9月名古屋大学医学部附属病院 呼吸器外科 科長/教授

現在に至る

専門分野

呼吸器外科全般(肺癌、肺移植、縦隔腫瘍、胸膜中皮腫、肺再生など)の臨床と研究
手術シミュレーション

趣味・特技など

囲碁が好き(アマチュア5段)で、また時間をみつけて再開したいと思ってます