ニデック株式会社

本学の留学生対象に、本地域の医療産業を見学するフィールドトリップを平成28年11月17日に行いました。訪問先は、蒲郡に本社を置くNIDEK株式会社であります。本企業は、眼科分野において先駆的な機器を生産し、その多くを海外に輸出するグローバル企業の一つであります。本ツアー開催にあたり、医学部だけでなく、他学部・他研究科においても募集を行い、博士課程学生、学部生、教員を含めて21名が参加しました。ツアー当日、10時30分に鶴舞キャンパスにて集合し、蒲郡までバスにて向かいました。バス車内にて昼食をとり、13時よりツアーを開始しました。はじめに、NIDEK株式会社代表取締役社長よりご挨拶があり、続いて製品とその開発に関する説明が行われました。その後、各製品の詳細な説明とその製造工程を見学して質疑応答を行い、4時間ほどのツアーを終えました。本ツアーのすべての案内や質疑応答などは英語で行われ、留学生にとっても非常にわかりやすいものでありました。

東海メディカル株式会社

本学の留学生を対象に、この地域の医療産業への理解を深めることを目的として医療機器製造を行う企業の視察を行ないました。平成30年2月23日、春日井に本社を置く株式会社東海メディカルプロダクツの本社工場(春日井)とその関連工場(土岐事業所)を訪問しました。同社は、循環器分野、特にカテーテルと呼ばれる高度治療機器製造を専門的に行なっており、本国で初めて日本人向けの製品を製造したパイオニア企業であります。本視察では、医学部だけでなく農学部や日本語専攻(薬学系)の学生も参加して博士課程学生、学部学生、教員を含めて29名が参加しました。同社は、医療機器という高度な衛生状態が求められる製造現場ということもあり、通常はこのような団体視察は受け入れていませんでした。この度、筒井会長の多大なご配慮もあり、先方の土岐事業所と、本社工場(春日井)の両工場の視察の許可をいただくことができました。ツアー概要として、11時30分に鶴舞キャンパスを出発し、まず土岐事業所までバスにて向かいました。バス車内にて昼食をとり、13時より視察を開始しました。はじめに、同社代表取締役 筒井 宣政会長よりご挨拶があり、続いて同取締役 筒井 康弘社長より同社の歴史、製品とその開発に関する説明が行われました。その後、カテーテル製造現場の視察を行ないました。視察後、筒井社長とともにバスにて春日井にある本社工場へ移動しました。本社工場では、製品開発の現場や、実際の製品に触れる機会を提供いただき、各参加者はそれぞれカテーテル操作などを体験することができました。また、創業当時の工場が今尚残されており、参加者はそれらを見学することができました。

メニコン株式会社

本学の留学生を対象に、本地域での医療産業への理解を深めるため、医療機器製造を行う企業の視察を行いました。視察先企業としてメニコン株式会社を選定し、事前に多くの調整を行いました。同社は、日本を代表するコンタクトレンズメーカーであり、また、その製品を多く海外に輸出するグローバル企業であります。知名度も非常に高い企業であり、また、国内でレンズを自社生産する数少ない企業の一つであります。平成31年3月8日、メニコン株式会社の主力工場である関工場と、春日井にある中央研究所を訪問しました。本視察では、医学部だけでなく他学部やG30プログラムの学生も参加し、博士課程学生、研究生、修士学生や教員含め、総勢29名が参加しました。当日午前9時半に鶴舞に集合し、バスにて関工場へ向かいました。午前10時30分より、関工場の見学を行いました。関工場では、工場長にご参加頂き、自社の工場の歴史や、自社製品の製造工程などについて詳しく説明がありました。その後、3班に分かれて工場の見学を行いました。非常に厳しい精度が求められる工場内では、全員がクリーン服に着替え、見学を行いました。工場では、主力となるハードコンタクトレンズ、ソフトコンタクトレンズの削り出しや、磨きの工程、また製品として滅菌、パッキングする工程などを見学しました。工場見学の後、バスにて春日井にある中央研究所へ向かいました。中央研究所では、自社が行っている研究開発の概要や、また、医療機器としての認証制度の仕組み、また、アジアを中心とした世界展開について説明を受けることができました。