病院からのお知らせ

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当院初の脳死肺移植を実施しました

 日頃より、名古屋大学医学部附属病院に係る報道に関しまして格別の御高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

 2025年8月24日に、名古屋大学医学部附属病院の 呼吸器外科 芳川豊史教授を中心とする、20を超える関係科、部署からなる肺移植チームにおいて、本院で初めてとなる脳死した方からの臓器提供による肺移植を実施いたしました。
 臓器移植を受けられましたレシピエントの術後経過も安定しており、1~2か月程度の入院加療で退院し、日常生活へ復帰できる見込みです。
 2023年3月に肺移植実施施設に認定後、同年8月より、本院での脳死肺移植の適応評価が始まりました。現在に至るまで、本院で脳死肺移植登録をされた患者さんは25名を超えました。一人でも多くの登録された方に肺移植が行えるように、今後も、引き続き肺移植医療に積極的に取り組んでいきたいと存じます。
 移植医療は専門的な知識や技術が必要であることは言うまでもありませんが、病院全体の総合力が問われる医療です。
 本院では、引き続き最後の砦となる移植治療をはじめ、重症の疾患をもつ患者さんへの治療に努めて参ります。