ご来院の皆様

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放射線について

一般的に、病院で受ける画像診断にはエックス線を用いた検査が広く知られています。これはエックス線が物質を透過する性質を利用し、人体の吸収差を画像化するものです。当院のように比較的規模の大きな病院では、ガンマ線と呼ばれる放射線を用いた核医学検査や、放射線を用いた治療なども古くから数多く施行されており、長い歴史があります。

また、現在では画像診断検査の種類も多岐にわたり、超音波検査や磁石と電波で画像化するMR検査など、放射線を使わない画像診断法も急速に需要が高まっています。

これらの画像診断検査や治療は、主に放射線科の医師と診療放射線技師が携わり、各診療科の医師や看護師、その他のスタッフなども協力して行われています。また、放射線の使用に関しては、法令に則り、安全取扱に関する規定を定め管理されています。放射線に関する業務に従事するすべてのスタッフは、教育訓練を実施したうえで業務に当たっています。

日本は被爆国であるということもあり、現代においても、患者さんだけでなくその周辺の方々まで、放射線を受けたというだけで受けた場所や程度に関係なく、その影響を心配することがあるかもしれません。

病院で受けるほとんどの検査での放射線量は、放射線による影響を受ける線量に比べて十分に小さな値です。また、病院のスタッフは医療被曝線量を常に把握し、最適化を図り、被曝線量の減少に最大限努力しています。

検査室のスタッフは、そのほかに検査機器の管理や安全面にも配慮を行い、患者さんが常に安心して検査や治療を受けられるよう努力しています。放射線について、あるいは画像診断や治療について解らないことや不安な点がありましたら、遠慮なく検査室のスタッフにお尋ねください。

担当部署

放射線部