病気の診断に必要不可欠な病理診断を正確に提供する
当院の病理診断センターとして、正確で質の高い病理診断を通じ、安心・安全な医療の提供に努めます。
常勤医師6名・非常勤医師3名(うち日本病理学会認定病理専門医7名、日本臨床細胞学会細胞診専門医6名)、臨床検査技師13名(うち細胞検査士6名)、事務員3名で構成されています。
生検・手術や細胞診検査で取られた組織を顕微鏡で観察して、病理診断を行います。病理診断は病気の診断に必要不可欠であり、治療方針の決定や予後推定にも重要な情報を提供します。不幸にして亡くなられた場合の病理解剖は、病気の全貌を明らかにするのみならず、新しい治療開発への重要な手がかりとなります。
年間約1,000件と多数の術中迅速診断を行っています。術中迅速診断では、手術中に取られた検体を短時間で病理診断することにより、新たな情報を提供し、治療方針の決定に役立てることができます。
昨年は年間、約15,000件の病理組織診断、約7,900件の細胞診断、また20件の病理解剖を行いました。医療水準の均てん化のため、他施設で診断された標本のセカンドオピニオン診断も積極的に受け付けています。
悪性リンパ腫をはじめとする造血器腫瘍など、特殊疾患に対しても診断・研究を行っています。