診療科・部門

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総合周産期母子医療センター センター長:小谷 友美(病院教授)

お母さんと赤ちゃんの健康を高度医療でトータルサポート

ハイリスク分娩管理を含む産科医療、生殖医療、未熟児、病的新生児に対する集中治療を行っています。


診療体制

生殖周産期部門で10名、新生児部門で14名の医師により診療をしています。夜間、休日もそれぞれの部門で専任の担当医を置き、緊急の分娩、手術、緊急入院対応、重症新生児の管理などを行っています。

対象疾患

ハイリスク妊娠(妊娠高血圧症候群、合併症妊娠、前置胎盤、胎児先天性疾患など)、不妊症(子宮内膜症、子宮筋腫に対する内視鏡手術、卵巣・卵子凍結などの妊孕性温存治療を含む)、早産/低出生体重児、病的新生児(新生児仮死、外科疾患合併新生児など)を対象としています。

得意分野

胎児異常、前置癒着胎盤、体外受精・顕微授精などの補助生殖医療全般、体外式膜型人工肺、低体温療法などの高度医療を用いた重症新生児管理です。

診療実績

生殖周産期部門

分娩433例(うち帝王切開239例)、母体搬送74例、胎児先天性疾患46例、体外受精85採卵周期、胚移植113周期(2022年)

新生児部門

NICU入院数333人、超低出生体重児18例、先天性横隔膜ヘルニア9例、先天性食道閉鎖症7例の実績があります。(2022年度)

先進医療・研究

生殖周産期部門

早産、妊娠高血圧症候群、前置癒着胎盤の病態解明、胎児横隔膜ヘルニアの重症度予測の研究、卵巣凍結保存や卵巣組織培養

新生児部門

周産期脳障害、慢性肺疾患、胎児発育不全に対する幹細胞を用いた再生医療の研究などを行っています。周産期脳障害に対しては、医師主導治験「低体温療法を実施した新生児低酸素性虚血脳症に対するCL2020の安全性及び忍容性を検討する用量漸増臨床試験」を実施しました。