診療科・部門

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総合周産期母子医療センター センター長:佐藤義朗(病院准教授)

お母さんと赤ちゃんの健康を高度医療でトータルサポート

ハイリスク分娩管理を含む産科医療、生殖医療、ならびに早産児や病的新生児に対する集中治療を行っています。


診療体制

生殖周産期部門で12名、新生児部門で13名の医師により診療をしています。夜間、休日もそれぞれの部門で専任の担当医を置き、緊急の分娩、手術、緊急入院対応、重症新生児の管理などを行っています。

対象疾患

ハイリスク妊娠(妊娠高血圧症候群、合併症妊娠、前置胎盤、胎児先天性疾患など)、不妊症(子宮内膜症、子宮筋腫に対する内視鏡手術、卵巣・卵子凍結などの妊孕性温存治療を含む)、着床前診断(PGT-A・PGT-M・PGT-SR)、早産/低出生体重児、病的新生児(新生児仮死、外科疾患合併新生児、先天異常症候群など)を対象としています。

得意分野

胎児異常、前置癒着胎盤、体外受精・顕微授精などの補助生殖医療全般、また、体外式膜型人工肺、血液浄化療法、低体温療法など高度医療を用いた重症新生児管理です。

診療実績

生殖周産期部門

分娩件数396件(うち帝王切開213件)、母体搬送83件、胎児先天性疾患39件、体外受精 採卵周期93件、胚移植117件(2023年)   

新生児部門

NICU入院数412人、超低出生体重児17例、先天性横隔膜ヘルニア9例、先天性食道閉鎖症5例の実績があります。(2023年度)

先進医療・研究

生殖周産期部門

早産、妊娠高血圧症候群、前置癒着胎盤の病態解明、胎児横隔膜ヘルニアの重症度予測の研究、卵巣凍結保存や卵巣組織培養

新生児部門

周産期脳障害、慢性肺疾患、胎児発育不全、壊死性腸炎をはじめとした疾患に対し、幹細胞を用いた再生医療の研究などを行っています。周産期脳障害に対しては、非臨床試験、それに続く医師主導治験を行うなど、臨床応用を目指した研究開発に取り組んでいます。また、慢性肺疾患に対しては、臨床応用を見据えてトランスレーショナル研究を進めています。