結果の解釈・意味づけから、カウンセリングまでゲノム医療を広くカバー
センターのミッション:ゲノム医学の進展により、全診療科、全疾患と関わる時代が到来したゲノム医療と、院内外の関連部門・診療科、患者さんおよびそのご家族を繋ぎます。
がんゲノム医療部門、難病等ゲノム医療部門、ゲノム解析部門、遺伝カウン セリング部門の4つの部門から構成される横断的なセンターです。
当院は厚労省の指定するがんゲノム医療中核拠点病院であると同時に、日本医療研究開発機構(AMED)が主導する未診断疾患イニシアチブ(IRUD)診断拠点及び解析拠点です。がんを含む多様な疾患を対象としたゲノム医療が、広く国民の手に届くものになるために、ゲノム医療をけん引する高度な医療を有する機関として認められ、指定されたものです。ゲノム医療を実践するために診療科を超えて各部署をつなぎ、患者さんの治療や予防に役立てるよう、ゲノム解析結果の意味づけなどを行います。二つのゲノム医療部門に加えて、遺伝カウンセリング部門においては多岐にわたる疾患に関連した遺伝カウンセリングを行う、総合的なゲノム医療の実践と発展を担うセンターです。
センターとして院内すべての部門・診療科と連携がとれるよう努めており、各診療科に1名ずつ遺伝担当医を指定し、遺伝や遺伝子に関わる心配をお持ちの患者さんとそのご家族への支援体制を整えております。また院内外のゲノム解析研究機関や医療機関との連携により、先端的な解析と、患者・家族に資する医療体制を実現しております。
保険診療のがん遺伝子パネル検査を中心に、がんの患者さんへのがんゲノム医療を提供しています。平成30年2月からはがんゲノム医療中核拠点病院として、地域のがんゲノム医療拠点病院/連携病院と協力しながら、東海地区のがんゲノム医療の推進に取り組んでいます。
<お問合せ先>
ゲノム医療センターがんゲノム医療部門(化学療法部内)
電話:052-741-2111(代) 内線5733
難病の本態解明を進め、早期診断や治療につなげるためのゲノム解析研究の推進を担う部門です。
医学系研究科、環境医学研究所とも連携し、IRUD(未診断疾患イニシアチブ)診断拠点として多様な疾患のゲノム解析を実施しております。
<お問合せ先>
名大IRUD事務局
メール:irud-jim (at) med.nagoya-u.ac.jp
※ (at) は @ に置き換えて下さい
電話:052-744-2304
遺伝や遺伝性疾患に関する悩みや不安、疑問などをお持ちの患者さんやそのご家族を対象に、遺伝カウンセリング外来を
実施しております。遺伝や遺伝子が関連する病気は、妊娠中からお子さん、成人まで診断される時期や状況はさまざまです。
当院では出生前診断や小児よりみられる先天的な遺伝が関係する病気、遺伝性のがんや成人で発症する遺伝が関係する病気
など、幅広く対応しております。
遺伝カウンセリングでは臨床遺伝専門医や認定遺伝カウンセラー®といった遺伝の専門家が、正確な医学的情報を分かりやすく
お伝えし、理解していただけるようお手伝いいたします。また、悩みや不安の軽減につながるよう、心理面や社会面も含めた
サポートを行います。
当院に受診中の患者さんおよびそのご家族が遺伝カウンセリングをご希望される場合は、主治医を通じてお申し込みください。
現在当院に通院されていない方は、まずは下記窓口にお問合せください。
※出生前検査(NIPT)の詳細についてはこちら (当院産婦人科のホームページに移動します)
<お問合せ先>
ゲノム医療センター遺伝カウンセリング部門
電話:052-741-2111(代) 内線5043