診療科・部門

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消化器・腫瘍外科(肝胆膵) 科長:江畑 智希(教授)

腫瘍を中心とした疾患にベテランスタッフが万全を期す

消化器・腫瘍外科(肝胆膵)では肝胆膵領域に発生した腫瘍,および後腹膜腫瘍に対する外科治療を中心に診療を行っています。


診療体制

肝領域,胆道領域,膵臓領域それぞれに豊富な経験を持ったスタッフが月曜から金曜日の外来診療を担当しています.入院診療は主に2名の外科医が主担当医となりますが,治療経過や治療方針は常に科内で共有・検討しており,8年以上の経験を持つ外科医総勢30名で診療にあたります。

対象疾患

肝がん(原発性,転移性),胆道がん,膵がんなどの肝胆膵悪性腫瘍に加えて,胆石などの肝胆膵領域の良性疾患,および後腹膜腫瘍全般を扱っています。

得意分野

肝門部胆管がんや膵がん,後腹膜腫瘍など,高難度かつ高侵襲な手術を得意とし,化学療法後のコンバージョン手術も多く手掛けています.また,腹腔鏡下手術,ロボット支援下手術などの低侵襲手術にも積極的に取り組んでいます。

診療実績

2023年の切除件数は,胆道癌肝切除52例,その他の肝切除78例(うち腹腔鏡下26例,ロボット支援下15例),膵頭十二指腸切除術98例(うち腹腔鏡下4例,ロボット支援下1例),膵体尾部切除術36例(うち腹腔鏡下14例,ロボット支援下11例),後腹膜腫瘍手術75例.単孔式腹腔鏡下胆嚢摘出術43例。

先進医療・研究

肝胆膵悪性腫瘍に対する化学療法などの多施設共同の臨床試験のほか,Nek2遺伝子を標的とした核酸医薬開発やAIを用いた診断法開発などを行っています。