研究・治験への取り組み
名古屋大学パーキンソン病総合医療センターでは、パーキンソン病の病態解明と新たな治療法の開発を目指し、基礎研究から臨床研究、そして新しい医薬品や医療機器の承認を得るための「治験」まで、幅広く取り組んでいます。
私たちの目標は、今日の患者さんへ最善の医療を提供することに留まりません。未来の患者さんがより良い治療を受けられるよう、パーキンソン病の克服に向けた研究開発を推進することも、大学病院の重要な使命であると考えています。
当センターの臨床研究
当センターではパーキンソン病に対して、主に以下のような臨床研究に取り組んでいます。
- 診断をより正確に、早期に行うことを目指した研究(血液、尿、視覚認知機能検査、嗅覚検査、自己記入式検査 など)
- 症状をよりよく把握して、治療に活かす研究(ふるえ・声・表情・歩き方等を測定して見える化する)
- デバイス治療や外科的治療に関する研究(脳深部刺激術、集束超音波治療、レボドパ持続皮下注療法 など)
ご参加は自由意思です。通常の診療が不利になることはありません。参加の可否や詳細は、担当医にご相談ください。
現在実施中の治験
当センターで実施中の治験を本章に掲載します。新しい治験の募集が始まり次第、こちらでお知らせします。
各治験には参加条件があります。関心のある方は、外来で担当医にご相談ください。
ご参加に当たってのよくあるご質問は、「よくあるご質問:治験・臨床研究について」をご覧ください。
ご参加いただく患者さんへ
臨床研究や治験へのご参加は、患者さんの自由な意思に基づくものです。参加されるかどうかによって、通常の診療における利益・不利益が生じることは一切ありません。
ご協力いただく前には、担当の医師や治験コーディネーター(CRC)が、研究の目的、方法、期待される効果、予測される副作用などについて、文書を用いて詳しくご説明いたします。内容を十分にご理解・ご納得いただいた上で、参加をご判断いただけます。