第15回名古屋大学医学系研究科・生理学研究所合同シンポジウムを開催しました(2025年9月6日)
令和7年9月6日、愛知県岡崎市の岡崎コンファレンスセンターにて、生理学研究所ならびに名古屋大学大学院医学系研究科、環境医学研究所および連携施設から多数の教職員、研究者、学生の参加を得て、第15回名古屋大学医学系研究科・生理学研究所合同シンポジウム(オーガナイザー:生理学研究所 佐々木亮・西田 基宏および名古屋大学 島田緑・深田正紀)が開催されました(全参加者87名)。
当日13時より、生理学研究所・伊佐正所長、名古屋大学大学院医学系研究科・勝野雅央研究科長のご挨拶の後、前半の講演として生理学研究所・小林俊寛教授による「ラットにおける生殖細胞発生の理解とその試験管内再構築」、名古屋大学大学院医学系研究科・桐生寿美子教授による「神経損傷応答の破綻から紐解く疾患病態の新たな理解」の2題の講演が行われました。引き続き、前半のポスター発表者による一人1分間のフラッシュトークと1時間のポスター討論が行われました。後半は、名古屋大学大学院医学系研究科・本田直樹教授による「心の揺れ・葛藤のデータ駆動的解読 〜あいまい認知・好奇心・楽観-悲観・ひらめき〜」、生理学研究所・伊佐正所長による「霊長類モデルを用いた感覚・運動・認知機能とその機能回復に関する研究」の講演が行われました。その後、後半のポスター発表者によるフラッシュトークとそれに続く活発なポスター討論を行うとともに、情報交換会を開催し、お互いの親交をさらに深めました。
講演、ポスター討論のいずれも、医学部生や大学院生、若手研究者など、次世代を担う研究者による活発に議論が行われました。情報交換会も非常に盛り上がりました。
両研究施設における研究交流が一層進み、研究が益々発展することが期待されます。