概 要About Us

Back
Top > 概要 > 学部長・研究科長からのメッセージ

学部長・研究科長からのメッセージ

ご挨拶

学部長

 名古屋大学医学部・大学院医学系研究科は1871(明治4)年に設立された名古屋藩の仮病院・仮医学校をルーツとし、150年を超える歴史を持つ由緒ある学び舎です。設立当初からの歴史を継承しながら発展を続け、新しい医学と医療の創出を理念の一つとし、世界屈指の研究大学を目指しています。
 研究力向上の出発点は教育にあります。学部・大学院教育では「医療人類学とバーチャル教育を活用した屋根瓦式地域医療教育(濃尾+A)」、「情報・生命医科学コンボリューション on グローカルアライアンス卓越大学院(CIBoG)」、「メディカルAI人材養成産学協働拠点(AI-MAILs)」の3つの教育プログラムが動いています。
 コロナ禍により滞っていた国際交流も再開しました。2022年11月に名古屋大学医学部がホストとなり、Global Alliance of Medical Excellence(GAME)の第6回年次会議を開催しました。GAMEは全世界の7大学の医学部が、未来の医学教育や国際的な共同研究の発展を目指し、共同で取り組む戦略的国際学術アライアンスであり、当医学部は設立時からの主要メンバーとして参画しています。今後も、このGAME、CIBoG、AI-MAILsそしてアデレード大学・ルンド大学・フライブルク大学とのジョイント・ディグリー・プログラム(JDP)を核として、海外国際交流を推し進めたいと考えております。
 2020年に発足した東海国立大学機構は、事務の効率化・システムの共通化が進み、岐阜大学との連携が本格化して参りました。両大学が誇る世界トップクラスの糖鎖研究の拠点「糖鎖生命コア研究所(iGCORE)」ではヒューマングライコームプロジェクトが大規模学術フロンティア促進事業に採択されましたし、データ駆動型研究を基に健康医療社会の創成を目指す「健康医療ライフデザイン統合研究教育」も機構の直轄拠点となりました。
 こうした教育・研究事業を推進するには、他大学や研究機関、企業や行政の方々との連携が欠かせず、互いの協力が前進の原動力となります。本研究科に与えられた使命を果たすべく皆さまの力をお借りしながら次なるステップに踏み出して参ります。

令和5年8月
医学部長・医学系研究科長 木村 宏

プロフィール

きむら ひろし
木村 宏 / KIMURA, Hiroshi

大学院医学系研究科 教授

専門分野
  1. ウイルス学
  2. 小児科学