2023年10月10日（火）13時から17時まで、「名古屋工業大学-名古屋大学医学系研究科合同シンポジウム （メディカルAI人材養成産学協働拠点(AI-MAILs)・医工連携拠点共催）」を名古屋工業大学NITech Hallで開催し、名古屋大学17名、名古屋工業大学35名、両大学以外19名の合計71名の参加を得て活発な討議が行われました。

名古屋工業大学大学院工学研究科 工学専攻（情報工学領域）の本谷秀堅教授の司会進行により、松尾清一東海国立大学機構機構長と木下隆利名古屋工業大学学長による開会のご挨拶に引き続き、AI-MAILs代表の名古屋大学医学系研究科の大野欽司教授から、AI-MAILsの取り組みについて説明がありました。名古屋大学医学部附属病院の藤原道隆病院教授と、名古屋工業大学大学院工学研究科 工学専攻（電気・機械工学領域）の田中由浩教授から、腹腔鏡手術中の触覚センシングに関わる共同研究の歴史や成果についてご説明いただき、基本協定締結に至る経緯を述べられた後、メディカルxRセンターについてもご紹介いただきました。「招待講演」として、公益財団法人医療機器センター認証事業部審査役の鈴木孝司先生から医療機器におけるAI活用について、メディエライト合同会社代表社員の中村亮一先生から製品の開発者と医療従事者の共感の重要性についてご講演をいただきました。「医工連携要素技術紹介」として名古屋大学予防早期医療創成センターの大山慎太郎准教授、名古屋工業大学大学院工学研究科 工学専攻（情報工学領域）の大塚孝信准教授、名古屋工業大学大学院工学研究科 工学専攻（電気・機械工学領域）の武藤真和助教、名古屋大学脳神経外科学の布施佑太郎先生からご講演をいただきました。最後に、小畑誠名古屋工業大学理事と木村宏名古屋大学医学系研究科長から閉会のご挨拶をいただきました。本シンポジウムを契機として今後更に連携を強化しより優れた研究成果の発信につながることを願っております。