大島 伸一 名誉教授が「瑞宝重光章」を受章しました - 受賞情報 - ニュース&イベント | 名古屋大学大学院医学系研究科・医学部医学科

ニュース&イベント

Back
Top > ニュース&イベント > 受賞情報 > 大島 伸一 名誉教授が「瑞宝重光章」を受章しました

大島 伸一 名誉教授が「瑞宝重光章」を受章しました

瑞宝章は公務等に長年にわたり従事し、成績を挙げた者に授与されます。

大島伸一名誉教授は、社会保険中京病院、名古屋大学ならびに国立長寿医療研究センターにおける公共的な業務に長年にわたり従事し、医学の発展に貢献したことが評価されたものです。

社会保険中京病院(現JCHO中京病院)では、まだ黎明期にあった慢性腎不全の治療法の一つである腎移植医療の一般化に注力されました。特に、当時はごく稀にしか行われていなかった死体からの臓器移植の技術の進歩、公平な配分システムの開発に携わり、この地域のみならず、日本中に多くの後進人材を育成されました。

その後、名古屋大学泌尿器科の教授に就任され、中京病院当時に取り組まれた泌尿器科疾患に対する腹腔鏡下手術の改良を進められ、ロボット支援手術の普及にも努められ、泌尿器科学教室をこの領域の日本におけるトップランナーとされました。また、日本の将来の高齢化社会を見据え、高齢者の排尿障害等に注目し、その医学的研究と社会制度の開発にも努められました。

学内にあっては、附属病院の副院長、院長を務められ、単なる経営改善にとどまらず、国立大学法人化をめざす医学部の再編改革を進められました。

2004年1月には、6番目のナショナルセンターとして発足する国立長寿医療センターの初代総長の指名を受けられました。移籍後は名古屋大学での改革の経験を生かして、国立長寿医療センターの設置目的を実現することに貢献され、厚生労働省を牽引して在宅医療連携体勢の構築を実現させました。

大島伸一先生.jpg