本学医学系研究科 寺﨑 浩子 教授が「第72回中日文化賞」を受章しました
令和元年5月に、本学医学系研究科の寺﨑 浩子 教授(眼科学)に第72回中日文化賞が授与されました。中日文化賞は、中日新聞社が日本国憲法の施行を記念して1947(昭和22年)に制定しました。 学術、芸術の振興を目的に、翌48年から毎年、各分野で優れた業績を挙げ、文化の向上に寄与した個人や団体を顕彰しています。
寺崎教授は、名古屋大学医学部で初めて基幹講座の女性教授となり20年を経過しました。未熟児網膜症や加齢黄斑変性など難治な網膜疾患に対し身を投じ、手術治療に取り組み、これら疾患の新しい治療の導入にも積極的に関わり、失明にいたる眼疾患に対し先端医療を駆使して治療に取り組みました。また、自身の大学病院のみならず多くの関連病院に医師を派遣し、長年教育、診療、研究に取り組み、この地域の方々の視力を守ってきました。一方で、女性研究者のロールモデルとして海外でも活躍し、本年4月に120年の歴史ある日本眼科学会の理事長に女性として初めて就任しました。これら一連の眼科医療に対する貢献が認められ、今回の受賞にいたりました。
5月29日に名古屋マリオットアソシアホテルにて中日文化賞の贈呈式が行われ、その様子が報道されています。
贈呈式の様子(会場向かって右端に寺﨑教授)