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新任教授のご紹介(分子生物学  島田 緑 教授)

ご挨拶

島田教授_004_006.JPGこのたび、2023年(令和5年)10月1日付けで、門松健治前教授の後任として、名古屋大学医学系研究科 生物化学講座 分子生物学の教授を拝命いたしました島田 緑と申します。伝統ある名古屋大学の教員として迎えていただきましたことを心より光栄に思っております。ここに謹んでご挨拶申し上げます。

生化学という分野は、生命の根幹を理解し、医学の進歩や健康に貢献するための不可欠な学問であり、分子、細胞、生体系における複雑なプロセスを解明すると共に、疾患のメカニズムを理解することによって、新たな治療法や診断方法を開発するための基盤となります。私はこれまで大阪市立大学理学部、大阪大学理学研究科、英国サセックス大学Genome Damage and Stability Centerにおいて、ゲノム安定性を維持する機構の解明に取り組んできました。博士号を取得後は、名古屋市立大学医学研究科において遺伝情報の発現・継承の制御機構の解明に取り組み、2017年からは山口大学共同獣医学部 獣医生化学において、がんの治療標的同定と治療戦略開発に至るまで統合的な研究を行ってきました。名古屋大学医学系研究科では、さらにこれまでの研究を発展させ、科学の進化と健やかな社会作りに寄与できるよう、最善の努力を尽くしていきたいと考えています。

学内の基礎・臨床講座との連携、国内外の研究者と共同研究を展開し、独創性の高い研究成果を発表していきたいと考えています。次世代を担う若手研究者の育成に貢献することも私の使命だと思っております。

今後とも皆様にはご指導、ご鞭撻賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。

分子生物学 島田 緑                   

略歴

1998年    大阪市立大学理学部生物学科 卒業   

2002年    英国サセックス大学 Genome Damage and Stability Centre Visiting

        student

2003年    大阪大学大学院理学研究科 生物科学専攻修了 博士(理学)取得

2003年    名古屋市立大学大学院医学研究科 基礎医科学講座 細胞生化学

        日本学術振興会特別研究員(PD)、特任助教、講師                       

2011年    内閣府 最先端・次世代研究開発支援プログラム研究者 兼任                   

2017年    山口大学共同獣医学部 生体機能学講座 獣医生化学 教授

2023年10月    名古屋大学大学院医学系研究科 生物化学講座 分子生物学 教授