新任教授のご紹介(国際保健医療学・公衆衛生学 八谷 寛 教授) - ニュース&イベント | 名古屋大学大学院医学系研究科・医学部医学科

ニュース&イベント

Back
Top > ニュース&イベント > 新任教授のご紹介(国際保健医療学・公衆衛生学 八谷 寛 教授)

新任教授のご紹介(国際保健医療学・公衆衛生学 八谷 寛 教授)

ご挨拶

 CDR11200933025_02.jpg令和2(2020)年10月1日付けで、社会生命科学講座国際保健医療学・公衆衛生学分野教授に就任いたしましたので、ご挨拶申し上げます。

 私は生活習慣病の疫学研究とその公衆衛生学的対策を専門としています。特に、この地域の自治体職員を対象として1997年より継続中の愛知職域コホート研究に主任研究者として取り組み、肥満・糖尿病や心血管疾患等の生活習慣病の発症要因及び病態の疫学的解明を目指しています。その他、愛知職域コホート研究のデータを提供して参画する国内外のコホートコンソーシアムや複数の国内共同疫学研究における解析を通して、発症リスク予測モデルの精緻化に関心をもって取り組んでいます。このように、コホート研究は研究の基盤であると同時に、その運営は専門家育成に欠かすことができない教育機会であり、今後も重視して参ります。

 さて、国際保健医療学・公衆衛生学分野は、2011年に旧国際保健医療学分野と旧公衆衛生学分野を統合して新たに設立された社会医学系基幹講座の一つで、「国内外のパブリックヘルスの課題について、科学的に調査・分析し、人々の健康を守る仕組み作りに貢献する」ことをミッションとしています。青山温子前教授が築かれた国際性豊かな研究室の風土、海外フィールドにおける疫学研究、修士課程のMaster of Public Healthコースなどのさらなる発展、また学部生等への優れた研究機会の提供を通して、公衆衛生の向上とよりよい社会の実現に貢献できる人材を多く育成することを第一の目標としています。皆様からのご助言、暖かいご支援を是非頂けますよう、心よりお願い申し上げます。

略歴

1996年3月 名古屋大学 医学部 卒業
1996年5月 半田市立半田病院 研修医
1997年4月 名古屋大学 大学院医学研究科 公衆衛生学 入学
2000年5月 名古屋大学 医学部 公衆衛生学 助手
2004年6月 名古屋大学 大学院医学系研究科 医学ネットワーク管理学分野 助教授
2008年9月 米国 ミネソタ大学 公衆衛生大学院 疫学・地域保健学部門 Visiting Associate Professor
2010年9月 名古屋大学 大学院医学系研究科 公衆衛生学分野 准教授(復職)
2011年4月 名古屋大学 大学院医学系研究科 国際保健医療学・公衆衛生学分野 准教授
2012年7月 藤田保健衛生大学(現藤田医科大学)医学部 公衆衛生学 教授
2020年10月  名古屋大学 大学院医学系研究科 国際保健医療学・公衆衛生学分野 教授
                       (藤田医科大学とのクロスアポイントメント)