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新任教授のご紹介(整形外科学/リウマチ学 今釜 史郎 教授)

ご挨拶

imagama200727.jpg このたび、令和2年7月1日付けで、石黒直樹前教授の後任として、名古屋大学大学院医学系研究科 総合医学専攻 運動・形態外科学講座 整形外科学/リウマチ学 教授を拝命いたしました。ここに謹んでご挨拶申し上げます。
             
 私は1997年に名古屋大学医学部を卒業後、3次救急医療機関である豊橋市民病院へ赴任し、ヘリコプターで搬送される重症患者さんも含め、たくさんの多発外傷や救命救急医療を経験し、整形外科の各専門をお持ちの先生方に恵まれ、四肢関節、関節リウマチ、手の外科、小児整形、脊椎の高度な医療に従事しました。その後は名城病院整形外科・脊椎脊髄センターで多数の脊椎脊髄手術を執刀し、名古屋大学医学部附属病院でも、脊柱変形、脊柱靱帯骨化症、脊髄腫瘍など難治性疾患の手術治療を行っています。
 研究では大学院での脊髄損傷基礎研究に始まり、脊髄再生や骨再生について基礎研究を継続して参りました。脊髄損傷治療では画期的な経静脈投与での国際共同治験を実施し、骨再生では現在進行中の国内多施設共同治験を主導しています。

 整形外科学/リウマチ学は、骨や関節軟骨、靱帯、筋組織、神経に関するたくさんの疾患を対象とした、全身の幅広い部位を網羅した分野です。名古屋大学整形外科学/リウマチ学では、各部位の専門groupで高度な医療と研究を推進しています。これからも全groupを挙げて高度な臨床治療や基礎・臨床研究を行い、整形外科学やリウマチ学の発展を通じて、患者さんの医療に大きな貢献を目指します。皆様には、今後も変わらぬご厚誼とご指導ご鞭撻を賜りますよう謹んでお願い申し上げます。

略歴

1997年3月 名古屋大学医学部卒業
1997年4月 豊橋市民病院 整形外科
2001年12月 名城病院 整形外科 脊椎脊髄センター
2005年4月 名古屋大学大学院 整形外科学入学
2007年7月 名古屋大学医学部附属病院 整形外科 医員
2009年3月 名古屋大学大学院 整形外科学 修了(医学博士)
2009年12月 名古屋大学医学部附属病院 整形外科 助教
2010年8月 University of California, Davis, Department of Orthopaedic Surgery, Research fellow
2013年7月 名古屋大学医学部附属病院 整形外科 講師
2019年5月 名古屋大学大学院医学系研究科 総合医学専攻 運動・形態外科学講座 整形外科学 准教授
2020年7月 名古屋大学大学院医学系研究科 総合医学専攻 運動・形態外科学講座 整形外科学/リウマチ学 教授