附属図書館医学部分館が第120回日本医史学会で特別展示「後藤新平」を開催 - ニュース&イベント | 名古屋大学大学院医学系研究科・医学部医学科

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附属図書館医学部分館が第120回日本医史学会で特別展示「後藤新平」を開催

附属図書館医学部分館は、5月18日(土)~5月19日(日)に愛知県産業労働センター ウィンクあいちで開催された第120回日本医史学会総会・学術大会(会長:山内一信名誉教授)において、後藤新平とその周辺の時代について、中央図書館と大学文書資料室の協力のもと、特別展示「後藤新平」を開催しました。

後藤新平(1857-1929)は、内務省官僚、台湾民政長官、満鉄総裁、東京市長を歴任し、近代日本を代表する官僚・政治家というイメージが強いですが、本学の礎を築いた一人でもあります。名古屋では、本学の前身にあたる愛知県公立病院長兼公立医学校長を務めるなど、医師として活躍しました。

特別展示では、医学部分館所蔵の、年報『愛知県公立病院及医学校第一報告』や、後藤がデザインした卒業証書「医学卒業候事」、写真等の他、日本初の理学博士である伊藤圭介(1803-1901)が植物学者リンネの分類法を紹介した『泰西本草名疏』(中央図書館所蔵)、後藤が海水浴の医学的効果に注目し出版した日本で最初の海水浴啓蒙書『海水功用論』(大学文書資料室所蔵)等を展示公開しました。学会では、山内会長による後藤新平と展示内容の紹介もあり、会期中何度も展示を訪れる参加者が多く見られ、多彩な資料は学会参加者の高い関心を集めました。

医学部分館では現在、この展示をより多くの方にご覧いただけるよう、一部内容を変更して、ミニ企画展「後藤新平-名古屋活躍編ー」を開催しています(11月29日(金)まで)。ぜひご覧ください。

特別展示の様子.JPG