第11回NAGOYAグローバルリトリートを開催しました(2019年2月15日~16日) - ニュース&イベント | 名古屋大学大学院医学系研究科・医学部医学科

ニュース&イベント

Back
Top > ニュース&イベント > 第11回NAGOYAグローバルリトリートを開催しました(2019年2月15日~16日)

第11回NAGOYAグローバルリトリートを開催しました(2019年2月15日~16日)

■運営委員長(医学系研究科神経遺伝情報学 大河原 美静 准教授)からの挨拶■

 今回で第11回を迎えるNAGOYAグローバルリトリートは、2019年2月15日、16日の両日にわたり開催されました。 今年も沢山の参加者を迎え、盛会のうちに終了いたしました。

 GCOEの主催で創設された本リトリートですが、第6回からは医学系研究科(研究科長・門松健治教授) に引き継がれ、対象講座が広がり現在にいたっています。また、参加施設も6研究機関におよび、若手研究者の活発な交流・情報交換の場になっております。

 特別講演では、慶応大学の本田賢也先生と東京大学の上田泰己先生から、知的興奮を誘う刺激的なご講演をしていただいた中で、生命科学の大きな問題に誠実に真正面から取り組む研究者としての探求心と実行力の大切さを改めて教えていただいたように思います。
 一般招待講演では、愛知県がんセンター研究所の向井智美先生、名古屋大学環境医学研究所の宮崎杜夫先生、国立長寿医療研究センター研究所の山崎泰豊先生、愛知県心身障害者コロニー発達障害研究所の小林恵先生、生理学研究所の堀内浩先生から、それぞれの研究の最先端の知見について、熱くご講演をいただきました。加えて名古屋大学医学系研究科からも腫瘍生物学の新城恵子先生、分子細胞免疫学の杉山大介先生、細胞生物学の篠田友靖先生、ウィルス学のH. M. Abdullah Al Masud先生に最先端の知見や技術ついてご発表いただきました。
 研究奨励賞講演では、小児科学の村上典寛先生、分子細胞学のKamil Soltysik先生に、すでに高い評価を得ている論文の内容をお話いただきました。
 また、参加者の皆様から、61題のポスターをフラッシュトークとともに発表していただきました。それぞれの水準が非常に高く、しかし専門外でもわかりやすい発表であったため、ポスター会場は熱気にあふれた議論が交わされ、本リトリートの研究者コミュニティーが宿す力を実感することができました。 
 見事、講演賞を受賞されたH. M. Abdullah Al Masud先生、ポスター賞を受賞された服部祐季先生、小西博之先生、Liu Chang先生、おめでとうございました。

 ポスターセッションに引き続いて行われた夜のセッションに、特別講演をしていただいた上田先生のご参加を賜ったことは素晴らしい経験でした。早朝近くまで様々な内容で交歓が行われ、皆に取って大変有意義な時間になったことを確信いたします。

 運営を担当する中で、どちらの先生に講演をしていただくかの検討、英語での進行、多数の留学生や学生の参加、進行のノウハウなどの様々な蓄積が、11回を迎えたこのリトリートの大きな財産となっている事を実感いたしました。

 このリトリートがきっかけとなり、今後、共同研究から科学史に残るような研究成果が生まれることを期待しています。

 今回参加頂いた皆様に心より感謝申し上げます。

190215_153527 (1).jpg190215_164320 (1).jpg190216_111439 (1).jpg

190216_113324 (2).jpg190215_180021.jpg