若手研究者企画よる第10回NAGOYAグローバルリトリートを開催しました(2018年2月16日~17日) - ニュース&イベント | 名古屋大学大学院医学系研究科・医学部医学科

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若手研究者企画よる第10回NAGOYAグローバルリトリートを開催しました(2018年2月16日~17日)

■運営委員長(医学部附属病院皮膚科助教 小川 靖)からの挨拶■

 今回で第10回を迎えるNAGOYAグローバルリトリートは、2018年2月16日、17日の両日にわたり開催されました。 今年も約200名の参加者を迎え、盛会のうちに終了いたしました。

GCOEの主催で創設された本リトリートですが、第6回からは医学系研究科(研究科長・門松健治教授) に引き継がれ、対象講座が広がり現在にいたっています。また、参加施設も6研究機関におよび、若手研究者の活発な交流・情報交換の場になっております。

特別講演では、理化学研究所の竹市雅俊先生と大阪大学の近藤滋先生から、知的興奮を誘う刺激的なご講演をしていただいた中で、生命科学の素晴らしさ、研究領域を切り開く力となる研究者としての興味・探求心の大切さ、を改めて教えていただいたように思います。

本リトリートを創設された祖父江元先生には、この会の意義と歴史をお話しいただくとともに、基礎的な病態解明から治療薬の発見、多施設共同医師主導治験にいたるまでの実際のご経験を学ぶ、貴重な機会をいただきました。

招待講演では、愛知県心身障害者コロニー発達障害研究所の田畑秀典先生、国立長寿医療研究センター研究所の里直行先生、愛知県がんセンター研究所の青木正博先生、名古屋大学環境医学研究所の竹本さやか先生、生理学研究所の富永真琴先生、からそれぞれの研究領域の最先端の知見について、素晴らしいご講演をいただきました。

研究奨励賞講演では、分子生物学の坪田庄真先生、腫瘍病理学の高岸麻紀先生、循環器内科学の津田卓眞先生に、すでに高い評価を得ている論文の内容をお話いただきました。

参加者の皆様から、81題のポスターと29題のフラッシュトークを発表していただきました。それぞれ非常に水準が高く、またポスター会場は熱気にあふれた議論が交わされ、本リトリートの研究者コミュニティーが宿す力を実感することができました。

見事、フラッシュトーク賞を受賞された、服部祐季さん、金子葵さん、ポスター賞を受賞された、向井康敬さん、篠田友靖さん、伊澤俊太郎さん、おめでとうございました。

ポスターセッションに引き続いて行われた夜のセッションに、特別講演をしていただいた竹市先生、近藤先生のご参加を賜ったことは素晴らしい経験でした。夜遅くまでにぎやかな交歓が行われ、皆に取って大変有意義な時間になったことを確信いたします。

運営を担当させていただく中で、オールイングリッシュでの進行、多数の留学生の参加、進行のノウハウなどの様々な蓄積が、10回を迎えたこのリトリートの大きな財産となっている事を実感いたしました。

このリトリートがきっかけとなり、今後、共同研究から科学史に残るような研究成果が生まれることを期待しています。

今回参加頂いた皆様に心より感謝申し上げます。

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■Nagoyaグローバルリトリート推進室■  
TEL: 052-744-1946
FAX: 052-744-1917
coemed@med.nagoya-u.ac.jp