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産学協同研究講座革新的生体可視化技術開発産学協同研究講座

当講座の目的は、中枢神経系やその他の生体組織の解剖学的・生理学的・病理学的な情報を、高精度で定量性をもった磁気共鳴画像および人工知能の応用により、獲得することである。中でも中枢神経系の間質腔の形態・動態の解明は、当講座の主たるターゲットである。中枢神経系の構造や機能のうち、血管構造や灌流機能、また神経細胞の構造やそのネットワークを主とする機能はこれまで相当なレベルで明らかにされてきた。一方、中枢神経系組織のインフラ構造ともいえる間質腔の構造や機能に関しての研究は他の領域と比較して進んでいないのが現状である。このような中枢神経系の構造や機能の解明における最後のフロンティアの一つともいえる間質腔および中枢神経系を満たす脳脊髄液や間質液を含めたNeurofluidの動態の解明は、脳の健康な機能の維持に重要な役割を持つに至ると思われる。また、神経系の間質液に満たされた領域の一つである、内耳の内リンパ系に関しても、研究の対象とし、主に人工機能・機械学習による評価により、客観的かつ正確な、自動化された評価条件を探るとともに、患者の一貫的治療に役立つ客観的な応答評価指標を提供する。

設置期間:令和元年10月1日~令和6年9月30日