附属シミュレーションセンター - 研究科内措置施設等 - 研究室紹介 | 名古屋大学大学院医学系研究科・医学部医学科

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研究科内措置施設等シミュレーションセンター

概要

   実際の医療現場を模した各種の疑似環境の中で行うシミュレーションは,すべての医療者の教育と多くの領域の診療支援に使われるようになってきた.本センターは,各種シミュレータや画像処理装置で医学・医療教育,診療支援を行う一方,シミュレーション技術を応用した新しい教育や診療支援システムを開発するのを目的としている.

センターの中核は,手術機器ギャラリーにトレーニング機器を配置するという新しいコンセプトのトレーニングセンター(Simサージ&ギャラリー)で,このほか,診療面接用の模擬診察室,基本手技,超音波検査,救命訓練のスキルスラボ群,ナビゲーション治療用の画像出力室や3Dプリンター室があり,その多くは学内外の医療者や研究者に開放されている.シミュレーション機器は,新しい医療機器開発をめざした工学系の研究にも利用されている一方,当センター自体も新しいシミュレーションの手法や機器開発を研究テーマにしている.

教員

構成員名役職所属
藤原 道隆 センター長・病院教授(医療機器総合管理部併任)
松井 利憲 病院助教

利用状況

年間約1400件の使用があり,主に,病院職員のトレーニングが54%,学生教育が46%(2019年度実績)であった.他に,医療機器開発のためのシミュレータ使用などがあった.

手術機器ミュージアム,手術セミナー

  1990年代から内視鏡手術発展に関わった歴史的手術機器を展示するとともに,エネルギーデバイスなどの原理を映像で展示している.これは単なる展示ではなく,手術手技のアクティブラーニングの場となることを企図している.この「ミュージアム」の中にVR手術シミュレータを配したユニーク構成とし,このような環境下で各種セミナーを試行している:消化器外科初年度医師向けの腹腔鏡下胆嚢摘出術セミナー,中堅医師向けの腔内吻合セミナー, TAPPのビデオクリニック+ハンズオン,手術室多職種向けのエネルギーデバイスのセミナー,などである.実際に当地区における医療スタッフ向け教育を行いながら,新しいシミュレーション教育システムの研究を進めることを企図している.

附属病院スタッフに対する医療機器教育・研修

 安全な医療のために医療機器に関するスタッフ教育は重要であるが,これまでシステマティックに行われていなかった現状がある.医療機器総合管理部や臨床工学技術部とともに,eラーニングを含めた研修プログラムを開発,施行している.さらに,医療機器に関するインシデント・レポートを分析し,機器トラブルの原因分析に基づく職員教育,PMDA報告などを行っている.

新しいシミュレーション医学・医療の研究,開発

工学系研究科やメーカーとともに取り組んでいる.

  1. 手術訓練用臓器モデルの開発.
  2. バーチャルリアリティ手術シミュレータの開発 医工,産学連携で進めてきた.
  3. また,シミュレータ以外の新しいシミュレーション手法も研究している.

より広範な産学連携

ものづくりだけでなく,医療関連企業の研修など,幅広い医療人の育成の場としても使われている.