時報部長挨拶
このたび令和3年4月から学友会時報部長を拝命いたしました平成7年卒業の梶山広明(かじやまひろあき)と申します。この場をお借りして学友会の皆様に謹んでご挨拶申し上げます。時報の編集は時報部長・委員、学友時報事務局、そして学生スタッフが協力して行っており、皆でより良い時報の作成に日々努力しております。特に本誌の作成には医学部3年から6年生まで各学年4人、計12名の学生ボランティアの皆様のご尽力によるところが大きく、彼らの働きぶりにはいつも感銘を受けております。学生スタッフが皆様に直接コンタクトを取らせていただく機会もあろうかと思いますが、どうかご厚情をいただけますと幸いです。私自身長い歴史を誇る本誌の部長という役職に大変責任を感じておりますが、今後とも編集スタッフ共々どうかよろしくお願い申し上げます。
さて沿革にもありますように名大医学部学友時報は、明治33年12月創刊の愛知醫学校同窓会雑誌に起源を有し、第二次世界大戦期間中も細々と発刊され続けました。戦後の昭和21年11月に改めて第1号として再構成され、2021年4月号にて第855号を数えています。基本的に毎月発行となるので計算すると70年以上綿々と続いていることになります。私が学生時代から全くこの学友時報の表紙の体裁は変わっていません。カラフルで刺激の強い印刷物があふれるこの時代に実に質実剛健で味わい深く名大の歴史の奥行きさを感じます。個々のご意見はあるでしょうが、このスタイルが私は大好きです。学友時報はその堅実な体裁ではありますが、人事トッピクス、最先端の研究紹介、プレスリリース、海外で活躍されている方の近況、受賞者の言葉、読書のススメ、私の旅行カバン、同門の先生方の回想録やご近況など盛りだくさんの内容となっています。また「研修報告」や「クラブ活動報告」といった研修医・学生に焦点を当てたトピックスまで幅広く掲載しております。今後とも会員の皆様から積極的なご寄稿や取材のご紹介をいただけますと嬉しく思います。
今年は新型コロナウイルスの影響でいままで当然のように過ごしてきたライフスタイルが大きな変貌をとげています。誰もが未曾有の状況で、日々一寸先が見通せない事態に直面しております。このような状況だからこそ、学友会の皆様に少しでも心温まる様々な記事をお届けしたいと考えております。またこのまま順調に発刊が続けば12年後に記念すべき第1000号にいたる予定です。その時を目指して引き続きがんばります。今後も時報部の活動が皆様方の心の架け橋となるよう、スタッフ共々精進していく所存です。学友会の皆様におかれましては、引き続きご支援賜りますようよろしくお願い申し上げます。