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研究について

研究について 2022年1月

名古屋大学における研究の現状について、少しお話します。

前回もお話しましたが、近年、呼吸器外科領域では、術前にとったCTから3次元CT画像を作成し、術前に手術計画を立てることが普通に行われております。しかしながら、この画像は、実際の手術の画像とは異なります。なぜなら、手術の時は、肺をしぼめて(脱気状態)操作を行いますが、術前のCTは、肺を広げて(含気状態)とっているからです(図1)

2022年1月_研究アップデート_図1.jpg

例えば、小さな結節が肺内にあったときに、それを術前に何らかの形でマーキングしておかないと、手術中の位置は、予測できないということになります。最近、微小な肺結節を手術することが増えており、実際に、我々も、様々なマーキング法を使って手術をしております。しかしながら、手術にさらに一工夫加える必要があり、我々の中で、「術前のCTからその位置が予測できないか?」というClinical Questionが生じました。

そこで、我々は、京都大学情報学研究科のチームと組んで、まず、「肺の脱気が予想できないか」ということを考えました。予想できれば、将来的に、術前の画像から、マーキングなしで、手術ができるではないかと考えました。

こういった発想をもとに、現在、公的資金(科研費やAMED)の援助を得て、我々が開発した「可変形バーチャル3D画像」を用いた手術シミュレーション研究を継続しております(図2)。なお、これ以外にもいろいろなClinical Questionをたてて、様々な研究を行っております。興味のある方がおられれば、ぜひお声掛けください!

2022年1月_研究アップデート_図2.jpg