名大病院の活動について

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先進技術や情報通信技術で効率的で安心・安全な 医療を提供し、地域・家庭とつながるあたらしい医療「スマートホスピタル構想」がはじまります

名古屋大学医学部附属病院(石黒 直樹病院長)ではメディカルITセンター(白鳥 義宗センター長)を中心として先進技術や情報通信技術(ICT)を活用し、病院内の効率化を行ったり安全や安心な医療を提供したりする取り組みを始めております。

先月より開院された中央診療棟Bでは夜間におけるロボットによる薬品、血液製剤、検体の搬送システムが稼働しております。これにより、患者さんや面会者の皆さまの安全と、配送する物品のセキュリティに配慮した効率的な配送が可能となりました。

さらに今後、入院病棟・外来において、サトーヘルスケア株式会社、シスコシステムズ合同会社、協力各社とともに患者さんが使用中の医療デバイスを遠隔監視できるシステムや、医療従事者や患者さんを対象に位置・バイタル情報(脈拍や呼吸・活動量等)のリアルタイム測位が可能なIoT(Internet of Things)システムを取り入れ、AIにより医療デバイスや患者さんの状態変化を迅速に把握し、自動的に近くて対応可能な医療従事者に連絡するなどの対応をとり、医療事故の予防につながるシステムを検証・構築・運用していくことを目指します。

スマートホスピタル構想では、当院で安全性や利便性、効率性が高いと判断したシステムを容易に提供可能な形とし、連携する外部の病院やクリニック、ケア施設等を通じ、自宅においても安心・安全な医療を提供できるような基盤整備・検証を同時に進めております。

名古屋大学医学部附属病院は今後も、地域の医療機関と共に患者さんに寄り添う医療を提供してまいります。

外部リンク

サトーヘルスケア株式会社 実証研究発表 http://www.sato.co.jp/topics/2018/01-29-iot-7.html

シスコシステムズ合同会社 実証研究発表 https://apjc.thecisconetwork.com/site/content/lang/ja/id/8651