名大病院の活動について

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セントラルクリニックグループとの予防医療・健康増進に係る共同研究の開始について

平成27年11月9日

 名古屋大学医学部附属病院(病院長 石黒直樹)と医療法人松柏会(理事長 内藤靖夫)は、予防医療・健康増進を目的としたシステムの共同研究開発を開始いたします。これは、2016年3月にグランドオープンを迎える大名古屋ビルヂングの9階に開設される医療モールに、同年4月より、医療法人松柏会が、外来診療を含めた健診センターである「医療法人松柏会 大名古屋ビルセントラルクリニック」を新設するにあたり、同クリニックと本学医学部附属病院(担当:先端医療・臨床研究支援センター副センター長 水野正明)との間で新たな共同研究を行うものです。

【概 要】
 名古屋大学医学部附属病院は、セントラルグループがこれまで蓄積してきた健診受診者データを解析し、認知症・脳卒中・心筋梗塞などの疾患のリスクのある方を対象とした運動・食事・睡眠・リラクゼーション等の処方プランを作成します。クリニックは専門性の高い健康増進サービスを実施し、両者が共同でその効果を検証します。そして今後ますます重要となる予防医療や平時の健康管理を効果的にサポートする新しいモデルを提供し、新健診センターをはじめ セントラルグループをご利用になる受診者を対象に、予防医療・健康増進に役立つサービスの提供を目指します。ウェアラブル機器とスマートフォンを利用した健康管理サービスの開発提供も、各分野にノウハウや強みを持つ企業や団体と連携をとって進めてまいります。
 また、今後、健康増進サービスの人材育成・派遣を目的としたNPO法人「NU-Medライフケアシステムズ(仮称)」を、名古屋大学医学部附属病院 先端医療・臨床研究支援センターに設立・支援することに今般合意をし、今年度中の設立を目指しております。
 共同研究開発にあたっては、中部テレコミュニケーション株式会社のデータセンタを活用して健診データをオープンデータ化することで、健診以外のフィールドにおいても、予防医療のための研究利用に活用し、サービスの展開をはかってまいります。